オリンピックで盛りあがっている今、別の舞台でもヒーローが生まれた。
４１歳のヒーロー。ジャイアンツの工藤投手。

２００勝に王手をかけた今夜の試合は、すばらしかった。
ホームランを２本打たれたものの、ペタジーニのタイムリーとホームランで同点に追いつき、勝ち越しはなんと！　自らのプロ野球人生初めてというツーランホームランで決勝点としたのだ。
解説の原辰徳が「野球の神様っているんだと思わせてくれるような展開」と言っていたけど、本当にそうだと思った。
だって、２００勝のかかっている試合で、プロ入り初のホームランが出るなんて、神様が華を添えてくれたとしか思えない。

巨人では監督堀内投手以来の２４年ぶり、全体でも北別府投手以来の１２年ぶりの、２００勝投手の誕生だ！　

インタビューの時に、汗を拭いながら、きっと涙も拭っていたんだろうなぁ。
西武・ダイエー・ジャイアンツと、常に第一戦で活躍してきたが、なかなか勝てない時もあった。でも、すべてのチームで優勝を経験し、優勝請負人という名誉な肩書までついた工藤投手。
厳しい体調管理、節制、トレーニングを継続してきた成果なんだろうな。

ファンの声援のおかげでここまでくることが出来た、というコメント。オリンピックのメダリストたちも、観客の声援が力になったと声をそろえて言っている。
みんな感謝の気持を持って、ひとつの事に邁進していったからこその結果。だからこそ、私たちにまた感動を与えてくれる。

プロ野球に限らずだけど、体力の限界を感じて引退していく選手が多いなか、この工藤投手は、４１歳の現在までバリバリ現役で、勝数を重ねていく。本当にすばらしい！　

今夜もアテネの柔道で新しいヒーローが誕生している。
女子６３kg級の谷本歩美。意志の強そうなキラキラした目が印象的だ。
オール一本勝ちの見事な金メダル！！！！１
古賀コーチ仕込みの背負い投げが、準決勝、決勝とかいま見えたのも嬉しい！

オリンピックはメダルラッシュ。
プロ野球も工藤投手のおかげで、今日はいい試合を見ることができた。
甲子園も千葉経大付が、あのダルビッシュ投手の東北高校をやぶってベスト８に勝ち進んだ。

毎日毎日、こんなにすばらしい選手たちの活躍を、これでもかこれでもかと見せられて、さて、自分を振りかえってみよう。
私は何を目指しているのだろう。私はどこへ向かっているのだろう。
そして目指していることのために、夢中で何かをしているだろうか？
向いている方向をきちんと見定めているのだろうか？
しっかりしなくちゃ！　私も頑張ろう！