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カテゴリ:WAKUWAKU湧く
ただただに 世を見守りて 老桜 青き踏む 足裏やはし 草香る 分福茶釜 春告鳥の 声に会ふ 花の名を 知らぬも嬉し 夏立ちぬ 息吹きて 離してもみつ 花筏 土匂ふ 白玉ひかり のびる摘み 月に一度、俳句の勉強会に投句し、添削を受けている。とても真面目な方々の会であり、私などが参加できるようなレベルの集まりではないのだが、母が入会して勉強させてもらっているご縁をいただいて、おまめの私の拙い句も見ていただいている。 一文字なおしていただいただけで、素晴らしい句に変化することが多々あり、まだまだ勉強不足、力不足を実感するばかり... 突拍子もない私の作品を、「視点がいい」とか「若い感覚ね」とか仰っていただいて、天にも昇る心地にさせてもらうこともあるのだけれど、添削の赤字ばかりになってしまうこともあり、どこか自分の思いとかけ離れていく淋しい気持ちになることも、往々にしてある。 例えば、夫婦のことを詠んだりすると、「こういう句は、自分の中で大切にしていたほうがいいわね」などとやんわりと没にされてしまったり、性愛の句などは「若いからねぇ」という評価をいただいただけで、サラッと横に置かれてしまったりする。自然、優等生的な句ばかりが残り、さらに添削を受け、他人の句のような違和感を感じることになる。 俳句をはじめてまだ数年という駆け出しのお尻の青い私の句を、丁寧に見ていただいていることには、心から感謝をしているのだが、本当の自分を出せないでいることに、若干のフラストレーションを抱えるような思いがある。 とにかく修行中の身、もっと謙虚な姿勢で、基礎を身につけなければいけないのだろうと思うばかりである。若輩者の生意気な戯言...お聞き逃しあれ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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