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テーマ:食べ物あれこれ(50366)
カテゴリ:給食室だより
コッペパン・牛乳 やきそば・フランクフルトのケチャップ煮 ほうれん草とポテトのソテー エクレア 給食に地元の野菜を使用するようになって、四ヵ月。12月はほうれん草だ。 おいしいほうれん草を作っていらっしゃるのは、古河市大山で農業を営まれている秋庭千登世(あきばちとせ)さん。北島酒店の南側で野菜を栽培されている。 10月10日ころに種を蒔いたほうれん草が、給食に出される12月には、大きく立派な姿に育って美味しく食べられるようになる。農家の方々の努力のおかげで、私たちはいつでも美味しいほうれん草を食べることができるが、栄養価が高まり、おいしさも増す旬の季節は冬。霜にあたって甘みが増すと言われている。 ほうれん草の畑 ほうれん草はとても栄養価が高く、緑黄色野菜の代表。なかなか摂りづらいカロチンやビタミンC、鉄分を多く含んでいるため、抗酸化作用があると言われ、発ガン性物質の毒性を軽減して、がん予防や動脈硬化を防ぐ作用もあるとされている。 またカロチンとビタミンCの相乗的な効果で、肌荒れの防止、かぜ予防にも有効。 切りとって捨ててしまうことの多い根元の赤い部分には、骨を丈夫にするマンガンが豊富に含まれている。とても甘くてほうれん草の美味しさがギュッと凝縮されているような味。私は大好き♪ 捨てずにちゃんと食べよう。 ビタミンB1・B2、カルシウムなどの不足しがちな栄養素を含んでいて、消化もよい食材なので体質改善や病人にもいいし、柔らかいのでお年寄にも食べてもらえるね。なによりくせがないのでどんな料理にも使いやすいのが嬉しい。 今回、給食にほうれん草を提供してくださる秋庭さんは、お米を作ったあとにビニルを引いて種を蒔き、二毛作をしている。 「古河市は合併で広くなったけれど、このあたりは土地をうまく活用しないとね。少しずつ収穫の時期をずらして、価値のあるものを作り続けているんだよ」と秋庭さんはお話してくださった。 ほうれん草作りには、野菜が雨などで汚れないように「マルチング」(土の上にビニルをしく)という手法が用いられている。幅120cmくらいの長いビニルに、一列6つの穴をあけ、それぞれの穴に3つの種を蒔いているそうだ。「いろいろ工夫して収穫を高めているんだよ」と秋庭さんは言う。 選別し、量って、袋に詰めていく 秋庭さんはトマトも作っておられる。ハウスの中で栽培しているが、防虫には虫除け用の紙をぶらさげたり、地面には「ぬか」をまいて、農薬を使わないように野菜の病気を防ぐ工夫をされているとのこと。農業に携わる人も試行錯誤を繰り返し、安心して食べられる野菜作りに挑戦の日々を送っておられるのだなと思った。 トマトのハウス・虫除けが下がっているのが見える 「ほうれん草とポテトのソテー」は、素揚げしたジャガイモとボイルしたほうれん草、ベーコン、コーンをバターで炒めて作る。子供たちの好きな食材を使って、野菜を残さずに食べられるよう、栄養士さんも献立に工夫している。新鮮であまみのあるほうれん草、とてもおいしくいただいた。子供たちもよく食べていたよ。 1月には、「ちぢみほうれん草」という野菜が登場する。 普通のほうれん草とちがって横に開いた状態になっているので、たっぷりの太陽の日を浴びて、濃緑色で光沢の良い葉は、厚みがある。従来のほうれん草よりかなり甘味が強いそうだ。茨城県をはじめとする栃木や群馬など、北関東で栽培されているという話。どんな料理になって登場するか、来月も楽しみだね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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