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カテゴリ:WAKUWAKU湧く
ここ沼田は、桜の多い街だ。この季節になって初めて気づいた。メイン通りの街路樹も桜だし、学校はもちろん町の施設にも桜、個人の庭先にも桜、空地にも桜、山にも桜...こんなところに、と思うような場所にも華麗な花を咲かせている。 昨日は朝から怪しい雨雲に覆われ、降り出した雨は、昼前になって、暴風雨の様相を呈した激しい降りになった。時折、雹がまじり、一歩も外に出られないどしゃ降りだ。花見に行く予定をあきらめていたのだったけれど、午後になって天気が回復。一転、春のいい陽気になった。 こうしちゃいられない! カメラと温泉セット(シャンプーやタオルなどを入れたカゴ)を持って、車に乗り込んだ。 まずは温泉。望郷ラインと呼ばれるきれいな道を月夜野方面へ向かう。数年前に、一度だけ連れていってもらった町営温泉。うろ覚えの道を不安になりながらもひたすら走る。トンネルを二つ抜け、雨上がりの気持ちのいい空気の中をドライブ。 オッ! 見つけちゃったよ! 「動物注意」の標識! 今度はうさぎちゃん。思わず車を止めてパチリ。こんな標識の収集を始めたくなるなあ(^^) 右側はちょっと寄り道をした「21世紀の森」にあったもの。まだ雪が残ってて寒かった。冬眠から目覚めた熊が出没するのかも...早々に引き上げ、温泉へ向かった。 「三峰の湯」と書かれた看板を右折するとすぐに現われた施設は、工事現場のプレハブ小屋かと思うような建物。今時のきれいで食事などもできるような温泉施設ではなく、純粋にお湯を楽しむという感じ。昔から地元の人たちを癒してくれているのだろう。 露天風呂にはいっさい柵のようなものはなく、景色は山また山。早春の風景の中、まだまだ下手くそなウグイスの鳴き声を聞きながら、ゆっくりと温泉を楽しんだ。平日だというのに、お年寄や山のサークルで訪れた人たちでけっこう混雑していた。今回はさすがにお風呂の写真は撮れなかった(^^;) さあ、気持ち良く過ごしたところで、今度は目の保養。桜を見に、自宅近くの沼田公園へ。(私の拙い写真より、リンクできれいな写真を見てね)遠目にも、花が満開なのがわかる。ワクワクしながら到着すると、駐車場から桜、桜、桜... 雨に洗われ、そこらじゅうの空気がきれいになったようで、満開の花も新芽を出し始めた木々も生き生きとしている。湿った地面からは、ほのかに土の匂いがのぼってきて、体全体で春を感じられる。一眼レフの立派なカメラを三脚にセットして撮影している人もずいぶんといるし、小さな子ども連れでコンパクトなデジカメをかまえる家族、学校帰りに寄り道している女子高生などなど、公園の風景を絵に描いたようだ。露店もたくさん出ていて、ウキウキと楽しげな雰囲気にあふれている。 この公園は、沼田城跡で、江戸時代からここに花を咲かせている『御殿桜』というのがある。樹齢は400年を越え、崖際にそびえる姿は、じっと時代を見つめて続けてきた孤高の老婦人のようだ。 御殿桜のすぐ下に位置する石垣と石段は、真田氏が城主となっていた頃のものが、そのまま保存されている。その一角だけ、沼田城が華やかに栄えていた時代を残している。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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