なんとかやってます...

一年前、家族以外と２年間話さなかったＴＡＩＴＡＩは
「選択性緘黙症」と判断された。
夏休みに２年振りに友達と話せたことを機に、
「選択性緘黙症」は解消されたが、
今度は「アスペルガー」の特徴が出てきた。

「ところで」「じつは」「とりあえず」の大人びた言葉を使ったり、
友達には大好きなテレビゲームの話しを一方的にしたり、
冗談が通じず怒りだしたり．．．と。

性格かなとも思ったが、ＷＩＳＣでも発達のアンバランスが
認められ、おまけにＡＤＨＤの要素も認められた。

診断書は出せるとは言われたが、今良い方向にいっているので、
小学校の様子を見てから判断しようということになった。

そんなＴＡＩＴＡＩは今、国立大学法人（国立）の
附属小学校に通っている。

問題がないとは言えない。
受動型でついていくだけのＴＡＩＴＡＩ。
顔色がない。表情がない。
最近は落ち着いたものの、一ヶ月以上下痢が続いた。

忘れ物が多く、冗談が通じず友達とうまく関われなかったり、
被害妄想が強く落ち込んだり、偏食で登校拒否寸前になったり、
先生の言っていることがわからなかったり．．．

担任の先生からも３回も電話をいただいた。
（同じクラスの友達は０回とか１回とか．．．）

限界か、ＴＡＩＴＡＩ。
受験させなきゃ良かった？
でも、これって公立でも一緒だろうし．．．
友達は附属小の方が自主性を大事にしてくれるので
ＴＡＩＴＡＩには合っていると言ってくれたけど．．．

ここ１、２週間は考えることが多かった。

担当の臨床心理士さんにＴＡＩＴＡＩの特徴を文書化して
もらい、担任の先生に提出した。

内容は
知的能力は、年齢相応の力を持っているが、物事をとらえる力を構成している要素にばらつきがみられているお子さんである。
例えば、「相手の話していることを部分的にとらえてしまい、判断してしまう」ため、思いこみや勘違いが生じやすい。そのため状況の読みは悪くなり、失敗することも多く、自身を喪失しやすく、対人関係に緊張を生じやすい。このことは、注意や関心が転導しやすいため、本児の関心の低い事柄では、おこりやすいであろう。
また「伝達する弱さ」があり．．．＜中略＞
「物事を見通す力・推論する力」は弱いため、特に新しい出来事などは不安が生じやすいが、本人なりに納得すれば、きちんとこなしていける力がある。
「空間をとらえる弱さ」図形や文字などを目で見たものを、平面空間に表現（書字）する力に苦手さがあります。そのため新しく覚えた漢字などは、獲得するまでに時間とエネルギーがかかっていることが予想される。
「算数」や「視覚から物事をとらえる力」はとても高い。
以上のことから、本児の力が発揮されるために、いつもと違う状況や本児が入れずらい事柄については、見通しがつきやすいように具体的に説明を加える。＜中略＞
構造化された役割やリーダー体験（台詞や行動が明確に決まっている事）が重要になるかと思われます。

診断書でなくても、説得力があるものだ。
担任の先生が動いてくれた。
ＴＡＩＴＡＩの臨床心理士さんに電話をして
昨日会ったそうなのだ。（＠＠）

そして、意外や意外。
附属小でも特別支援の体制を整えることができるそうなのだっ！
全ての附属小がそうではないだろうけど。
で、担任の先生は私が希望すればそのように動くつもりでいたらしい。

気になっていた、退学はあり得ないそうで、
どの子に対しても出会った以上は、精一杯関わっていくという
ポリシーが附属小にはあるとのこと。（笑）
良かったー。
しかし、これを聞いてくれた臨床心理士さんにも笑える。

視覚支援と、この話しは誰に伝えているのかなど、
具体的に説明をして欲しいということ等を言ってくれたらしい。

私の希望、「これで駄目なら特別支援も考えるが今は考えていない」と
言う気持ちも代弁してくれ、助かった。

診断書がなくて、正式な診断名がなくても先生が動いてくれた。
忙しいのに臨床心理士さんと夜会ってくれた。

恵まれているかな、ＴＡＩＴＡＩの今の環境。

ということで、ここしばらく悩んでいたんだけど
少し楽になったかな。