南瓜とゆず ・・・ (画像有り)
【 冬至 】●12月22日は、二十四節気のひとつ「冬至」である。北半球では、この日の正午の太陽の高さが最も低くなり、昼の時間が短くなる。●このころは、太陽の光が弱くなるため、植物が育ちにくくなり生命力が弱まるときでもあるが、冬至を過ぎると昼の時間が長くなりだすため、世界の国々では、この日を「再生」を願う日として考えるところが多いようだ。●例えば、日本には弘法大師(こうぼうだいし)が村を巡るという伝承がある。大師さまは小豆簡あずきがゆ)が大好きな一本足の神とされ、冬至の夜に村里をまわって新たな生命力をあたえるといわれており、冬至のころは、各地で小豆粥や団子を作ってお供えをする行事がみられる。●また、冬至の日にカボチャやコンニャクを食べると、体内の老廃物をだす「砂下ろし」になるとされ、ゆず湯に入ると風邪をひかないとも言われている。●いずれも衰弱から再生を願った風習と言えるだろう。