『トレハロースって何?』

確かにそうですね。
調べてみましたので、ご参考になさって下さい。
21世紀には、今後、益々食品はじめ、多様に
需要化が予想されています。


砂漠地帯に生存するある種の生物の中には、
完全に乾燥した状態から復活するものがあります。

たとえば、イワヒバという植物は、
カラカラに乾燥した状態であっても、
水分を 与えることによって、
生き生きとしたもとの状態に戻ることができます。

また、乾燥したままの状態で120年間も生命を維持する生物もいます。
その復活のキーポイントとなるのが、トレハロースなのです。

その他にトレハロースの成分は、昆虫などにも含まれています。
昆虫にとってトレハロースは、人間でいう血糖の役割りを果たし、
体内で活動エネルギーに変化します。


トレハロースは、これらの動植物に含まれ、
水分を保ちながら、細胞を乾燥から守る役目を担っています。

トレハロースは、
砂糖などと同じ２糖類の天然の糖質で、
きのこやエビなどに比較的、多く含まれています。

乾燥キノコやエビなどが、水で戻るのもトレハロースの働きのおかげです。
私たちは無意識のうちにトレハロースを摂取しているのです。

自然界に少量だけ存在する貴重な糖トレハロースは、
保湿性が非常に高く、食品や化粧品への応用が期待されていましたが、
抽出されるトレハロースは少量で高価な為、
実用化は困難だとされていました。　　　　

そして1995年、 トウモロコシなどに含まれる
デンプンを原料に、微生物が持つ酵素を作用させることで、

世界ではじめてデンプンから直接、
トレハロースの量産に成功しました。
今や、食品や健康への関わりや化粧品への応用が
注目されている糖なのです。