このところ、
一連の古い日本の名作映画を見続けています。
今週末は、世界のクロサワといわしめる、黒沢明監督の
蜘蛛巣城 、どん底、隠し砦の三悪人、赤ひげの4本を
いつものように、ナイトシアターしてしまいました。
放映当時、幼かった為、
まったく観ていないものもあり、
改めて観ていて、すごく、衝撃を受けました。
作品の感想は、おいおい書けたら書きたいと思いますが、
まずは、
黒澤 明が、
世界の映画にどんなふうに影響を与えていたのか、
少し調べたので、触れておきたいと思います。
ー世界的な影響ー
海外の、アメリカを中心とした映画監督にも影響を与え、
ジョージ・ルーカスは代表作「スター・ウォーズ」の
登場キャラクターを「隠し砦の三悪人」から着想したと述べており
スター・ウォーズ 新たなる希望」自体の
ストーリーが「隠し砦の三悪人」に酷似しており、
ファーストシーン・ラストシーンともそっくりであるということ。
スティーヴン・スピルバーグの
『未知との遭遇』の
砂嵐の中からジープが現れる場面は 『蜘蛛巣城』
『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』で主人公が
後ろ姿だけで顔を見せない冒頭は『用心棒』を模したと言われ、
フランシス・フォード・コッポラの「ゴッド・ファーザー」の
ファーストシーンの結婚式の場面は
「悪い奴ほどよく眠る」の手法を模したといわれたそうです。
また、「七人の侍」が米映画「荒野の七人」(ジョン・スタージェス監督)、
「用心棒」が米映画「ラストマン・スタンディング」などに翻案された。
だが、イタリア映画「荒野の用心棒」
(セルジオ・レオーネ監督)のように
盗作問題に発展したケースもあった。