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昨日は、母の三回忌の法事でした… 正確には、一昨年の五月八日、その年の 母の日に、病院で亡くなりました。 母は、8年間毎年のように、大きな手術を受け 後遺症のためか、途中から失語症となり、 言葉を完全に失いました。 関東大震災の年に生まれ、その時代を生き抜いてきた 母はとても気丈で強く、又、大変情の深い人でもありました。 看取りに間に合ったのは、私だけで、臨終間際でした。 私が駆けつけた時には、意識は無く、かろうじて 酸素で小さな息をしていました。 私は大声で、母に私の名を叫びました。 一人で逝くのではないと、ちゃんと私がそばに、 ついているのだという事を、母に伝えたかったのです。 無我夢中で叫び続けました。 こと切れた時… 長い闘病の苦しみに、絶えながら逝った母の デットマスクには、安らかさの微塵もありませんでした。 私、まだ温もりのある母の身体に横たわり、 その身体を抱きしめました。 衝撃と悲しみと大きな痛恨といじらしさと、 只、じっと涙を流しながら、母を抱いていました… 今日、五月八日が正式の命日です… 我が家では、一番、陽のあたる場所に、 母のフレームを飾っています。 フレームはピンクの薔薇、 周りには、大好きだった、可愛い動物達、 そして、ベランダで咲く、四季折々のお花を、 飾っています。 午前中は、雨に少し打たれた、可愛いピンクの お花を集め、フレームのそばに。 そして、静かに眼を閉じ、母と語らいました。 元気ですか? 先に逝った私の友人達が、 喜んで迎えてくれ、とても良くしてくださるよ。 そう、あの人たちがそばにいてくれるてるの? みんな陽気で、楽しい酔っ払いさんでしょ? 又、母さんはいつものように、 さあどんどん、 お食べ、飲みなさいよと 白い割烹着を着て、台所を立ったり、座ったりしているのね… まあ、そんなとこだよ… お前の事は、いつも見守っているよ… 『母のかたみ』 という過去日記にも、書きましたが、 私の悲しみからの救いは、やはりお人形から だったのではないかと、思います…
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Jose2812
リヤドロが大好きで、リヤドロミュージアムを創っています。大作の手作りミニチュアドールハウスも☆ イギリス縦断、地中海クルーズ、北欧4カ国の紀行文を、豊富な写真でお届けしています。心豊かな大人のロマンのひとときを、ご一緒に☆
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