テーマ:ヨーロッパ旅行(4250)
カテゴリ:ドイツ・16都市と世界遺産の旅
未知の世界だったドイツ。 その未知の世界が、視界いっぱいに広がった。 ドイツの古城の中でも、最も歓声のどよめきが、 沸き起こる場所。
ハイデルベルク城から一望する眼下、 旧市街の赤い屋根の町並み、ネッカー川の流れ、緑の森が、 一気に眼に飛び込んできて、 その美しさに何度もシャッターを押してしまいました。
廃墟となったハイデルベルク城の風情は、 ロマン主義の芸術家を魅了し、ゲーテも何度も訪れています。 廃墟のうら寂しさと、 700年の出来事を秘めた城の歴史。
栄華と戦いの名残。 崩壊寸前の外壁だけを残した城。
「エリザベスの門」
フリードリッヒ5世は、愛する英国生まれの妃、 エリザベス・スチュワートの19歳の誕生日のために、 一夜のうちに、この門を建てさせたそうです。 誕生日の朝、いつもの散歩道で、 昨日までは無なかった、自分の門を見つけて、 他国から嫁いだ、うら若い王妃は、 どんな高価な宝石よりも、 嬉しかったのではないでしょうか。
ドイツ最古のハイデルベルク大学。旧校舎。 ヨーロッパの古い大学は、 こうして殆どが、目立つこともなく町に調和されています。
地味な新校舎。 日本の大学のように、門扉を構えたキャンパスは、 ヨーロッパでは、歴史の浅い新参の大学と見られるとか。
16世紀に建てられた学生牢。 酔っ払ったり、決闘 したり、血気盛んな若者たちが、 いましめのための収監に、使われていたそうです。 それでも、授業はちゃんと受けさせてくれたなんて、 やっぱり、懐が広いですね。
学生牢入り口。 牢内の壁や天井には、 落書きや自分の名前、 おまけに自分の自画像まで、 ろうそくのすすで、丹念に描かれ、 びっちりと埋め尽くされ、お見事、隙間もありません。
学生牢に名を残すことを、競いあっていた貴族の若者達。 いつの時代も、 ほほえましい青春の勲章の足跡。
〜美しいハイデルベルク、次いてお楽しみくださいね〜♪♪ いつもありがとうございます
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Last updated
2012.08.18 16:21:07
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