テーマ:ささやかな幸せ(6740)
カテゴリ:絵とつぶやき
クーラーの無かった幼い頃、 朝の涼しいうちに夏休みの宿題を済ませ、 昼ごはんを終えると、良く昼寝をさせられた。 まだ遊びたいものだから、 いやいや畳に横たわるのだけれど、 いつのまにか、枕一つ、ふにゃりと眠りにおちた。
そんな日は、 たいてい私の方が早く目覚めてしまうので、 眠りに飽きてしまった私は、ごそごそと動いては、 何とかして母を起こそうとするのだが、 夏の家事で疲れた母は眠りから覚めない。 あきらめては仕方なく、隣の母の寝息を聞いていた。
今思い返してみると、そんなふうにして、 熱さから体力を温存しようとしていたのかもしれない。 そんな昔のことを思い出させるほど、 今年の夏は、たくさん午睡してしまった。
ここ数年の異常気象で、夏の心身が悲鳴を上げ、 自然の休息を求めているのかもしれない。 あの頃、熱中症という言葉があったのだろうか。 まだそこそこに、人々と電力は、 適度に折り合いがついていた時代だったのかもしれない。
コンビニも無い都会の片隅で、 いつでも好きなように、 午睡に落ちることができることのありがたさが、 やけに身にしみた、今年の夏の日々でした。
〜まだまだ熱い日が続きそうです。お身体に気をつけて〜♪♪ 《只今、コメントをお休みさせていただいております。失礼をお詫びします。m(_ _)m》 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.08.28 17:22:36
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