―Yin&Yan―

一週間前の出来事。


仕事で支店へ行く途中だった。

某峠の入口付近。

ゆるやかな上り坂。

直線道路。

前の軽トラを追い越そうと加速。

追い越して元の車線に戻った直後。

わき道から白バイ隊員の誘導。

クルマから降ろされ・・・

御丁寧に日よけのビーチパラソル。

ワゴン車が本線からの目隠し。ふーん。

担当者が淡々と説明。

24キロオーバーで15,000円也。

あんまり淡々としてるもんだから

なんか現実感がないんですけど...。


チッ、不覚・・・。


で。


帰り際、同席していた女性隊員と

一瞬目が合う。

軽く会釈をしたつもりが

向こうは微動だにせず。

...確かに目は合ったのだが。

視線をそらすでもなく、

こちらを見据えたまま･･･

かといって、死んでる目ではない･･･

少しゾッとした。

まだ20代に見えたけど、

「武道の達人」の眼って

ああいう感じなのかねぇ・・・

罰金額にもヘコんだが

あの｢瞳」が一日ずっと

頭から離れなかった...


「人に喜ばれない商売」


か・・・（などと考えもする）

その結果が・・・


ああいう「瞳」（め）をつくって
しまうのかねぇ・・・。

願わくは勤務時間だけのものだと

いいんだけど。


・・・あと卑怯っぽいネズミ捕り

やめてくれたらなおのことよい(笑)