D51型774号 蒸気機関車。
幼い頃線路のほとりで「機関車」が来るのを心待ちにしていた記憶が甦ります。 日本の代表的蒸気機関車「デコイチ」はわが国の機関車発展史上の最盛期にふさわしく国鉄の総合技術の粋を結集しD51型の近代化改良型として昭和11年に一号機が生まれました。この写真は、昭和17年9月7日に製造され走っていた年数は32年4ヶ月間です。走行キロ数は、1,072,170,1キロメートル。鉄道管理局も「東京」「福知山」「岡山」「米子」と転々としていますが子供の頃、乗っていたかもしれません。倉敷から山陰の米子まで子供の頃山間を走る汽車に乗ってよく遊びに行っていました。窓を締め忘れると、トンネル内で煙が車内に入り込み大変な思いをしながら乗った事が有ります。しばらくして、「機動車」に変りさらに電化されて行きました。総重量は70トンを超え長さは20メートル弱。今見ても迫力ある、最高傑作の機関車です。 ・しいま・