昨今暗いニュースが多いと感じる今日この頃。
中でも「いじめ」に関するニュースを読むたび、
自分の学校時代を振り返り、「いじめ」という言葉を知らなかった私はなんて幸せ者だったのだろうと思います。
子供が好きだったので、学生時代は「保育士」や、「教師」になりたいと思っていたけれど、教育実習で自分にはできないと思い諦めました。
「教師とは・・・・・」
指導してくださった先生の話を聞いた上で己を見直すと、
果たして自分は教師の資質はあるのだろうか?
彼らの手本となりうる人間か・・・・
子供が好き、専門となる科目が得意ということだけでは、とても教師という職は勤まらないように思えたからです。
しかし・・・・
これだけいじめということについて、現実を真摯に受け止めた上で子供たちの”SOS”を感じ、行動をしなければならない時期に来てしまった今であるのに、今日こんなニュースを見つけました。
「北海道教育委員会が昨年12月に行ったいじめ実態調査に対し、北海道教職員組合(北教組)が道内全21支部に、協力しないよう「指導」していたことが23日、明らかになった。
多くの学校では協力したものの、小樽市では、教員が調査回答や回収を拒否。このため市内の一部の学校では校長が保護者に直接、回収協力を求める事態になった。
北海道では昨年9月、滝川市の小6女児のいじめ自殺が発覚。道教委は同12月、いじめの実態把握などのため、札幌市教委が独自にいじめ調査をした同市立小中高校生を除いた、全道の小中高生と教員計約46万人を対象に調査を行った。児童生徒にはいじめられた経験やどんな行為をいじめと思うかなどを尋ね、教員には、いじめに対処した経験などを聞いた。」(1/24 読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070124-00000501-yom-soci
唖然としました。
なぜ、実態調査を拒むのでしょうか?
実態を調べなければ、現状を打破できないのではと思うのですが。。。。
”美しい国 日本”とするために、今教育の見直しが行政指導で行われていますが、このニュースを見る限り、まだまだその道のりは長いようですね。。
そういえば以前、職業別のストレス調査を行った結果、同じ中年齢層(たぶん組織の中では中間管理職あたりでは??)の中で、教員のストレスを感じる度合いが強かったと、何かで見ました。
その時、現場(生徒)と、日教組等や教育委員会、保護者との間に立たされて悩んでいる人が結構いるのではと思いました。