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テーマ:癌(3550)
カテゴリ:休薬期間
今日は狭くなっている胃の下の穴(幽門)から十二指腸にかけて、ステントという金属の管を入れる日です。
入れ方は麻酔をしてから、胃カメラにワイヤーをつけ、ワイヤーが通ったところで胃カメラを抜き、今度はワイヤーにステントを通して、スルスルと幽門まで誘導し、そこに留置するのです。 ステントは形状記憶合金みたいなもので、徐々に開いていき、食物が通る穴を確保します。 …と書くのは簡単ですが、やはり体内に異物を入れるのはドキドキものです。処置の前にママに「やっぱり怖い?」と聞いてみると「うん」と言っていました。 予定の1時を少しすぎたところで看護婦さんが迎えにきてくれました。 処置は1時間ぐらいでしょう、とのことでした。 病室で待っていようと思ったけれど、やはり不安になったので、車で熱田神宮(名古屋では一番の神社)にお参りに行って来てしまいました。 そこでママのステントがちゃんと入ることとガンが治ることをお願いし、その後で、神札を買ってきました。 熱田神宮の神札っていろいろあっておもしろいんですよ。左の四つは一般的なものですが、右の3つがちょっと個性的。 左上の小さいのがいつでもお祈りできる「卓上神殿」、右上のもっとミニミニなのが持ち運びができいつでもどこでもお祈りできる「携帯神殿」、そして下が場所をとらない「壁掛神殿」です。 今回は一般的なお札(1000円)と卓上神殿(1000円)を買いました。 卓上神殿は病室にちょこんと飾って、ママに「いつでもお参りできるよ!」と言っておきました。ほんとかわいいんです。ちゃんと神殿の扉も開け閉めできるんですよ。 話は脱線してしまいましたが、1時間ほどしてママは病室に戻ってきました。 ママは涙をため「すっごく痛かった…(涙)胃カメラなんて問題にならないくらい痛かった…(涙、涙)」と言いました。どうも麻酔が不十分だったようで、何をやったかも全部覚えているそうです。 前回胃カメラの時は麻酔が効き過ぎて、先生曰く、ママはかなり暴れたんだそうです(!) なぜ暴れたかというと、麻酔で理性を司る大脳が眠ってしまい、本能が出て来てしまったとのこと!!野生に戻った???恐るべし。胃の写真をとるのも大変だったと先生が言っていました。 でも今度は効かなさ過ぎて、痛かったようです。かわいそうに… しばらく痛い、痛いと言っていましたが、モーツァルトの音楽を流して、ラベンダーの精油を嗅がせると、落ち着いたのかうつらうつらしていました。 その後はパパに交代したのですが、なぜか今日はお見舞い客が多かったそうです。みなさん心配してくださっているのですね。感謝です。 でもママはちょっと痛かったから、大変だったかな? 夜、ママが「お腹が痛い」と思ってトイレに行くと、ここ1週間出ていなかった大便が出たそうです。真っ黒だったとか。でもこれって無事に管を食物が通るようになったということなんだよね!そうであってほしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006/01/06 11:44:21 PM
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