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テーマ:癌(3550)
カテゴリ:休薬期間
昨日ステント留置が終わり、その後の経過が心配でしたが、今日のママは顔色も良く、そして何よりも鼻から胃に入れていた管を抜くことができて、快適そうでした。
鼻から食道、そして胃まで達していたこの管を使って、日に何度も注射器のでかいので内容物を抜いていたのですが、日がたつにつれて内容物が腐っていくため、においが半端じゃなかったです。 そのにおいでママは何度か吐き気をもよおしたくらいです。 でもその管もなくなって、今日は久しぶりに石けんでゴシゴシと顔が洗えた!!とうれしそうに話してくれました。 まだ固形物は食べられませんが、水分はOKです。週明けに造影剤を飲んでの検査があり、それで無事に胃から腸へ造影剤が抜ければ、徐々に固形物を食べてもよくなるようです。 『ステント』といってもピンとこない方がいらっしゃると思いますので、詳しく書かれたHPを紹介します。 「おなか」の病気画像データベース 食道ステント Boston Scientific ステント術 どちらも食道ステントの説明ですが、胃の場合も使う器具、やり方ともにほとんど同じです。 ただ胃の場合は実は保険外治療となります。体力のなくなったガン患者には胃を切って食道と小腸をつなぐ、パイパス手術をするよりもステント留置の法がダメージが少ないと思うのですが、まだ保険が効く治療に認定されていないんですよ!!厚生省何やってるの!!って感じですよね。 だから処置例はあまり多くないみたいですし、やっている病院もまだ少ないと思います。 そういえば、今日NHKスペシャルで「シリーズ 日本のがん医療を問う2」第一夜 ~格差をなくすために~ (クリックするとHPへ)という番組をやっていましたが、地方ではやりたい治療ができなかったり、情報が乏しく昔ながらの方法で治療を進めている病院がある、と言っていました。 地域や医療機関によって、提供されるがん医療の質に格差があるのです。 担ぎ込まれた病院によって治る病気も治らないのでは、たまったものではありません。 そして日本はアメリカに比べて、情報開示がすごく遅れていることも特集していました。 さらにアメリカでは1950年代から腫瘍内科医(Medical Onco-logist)が認識されてきたにも関わらず、日本では未だ50人ぐらいしか腫瘍内科医がいないという現状もわかりました。 ちなみに腫瘍内科医とは,ガンの治療を専門とする内科医で、抗がん剤,ホルモン剤などの薬物療法を使い治療をするスペシャリストです。 ところが日本では全てのガン治療(手術、放射線、抗ガン剤治療)を外科医がやっている病院もあるのです。なんと遅れているのでしょう! 日本で専門医が50人弱って???これだけ抗ガン剤治療が行われているというのに? 古いデータを元に抗ガン剤治療を外科医がやっていた…という現状も番組の中でやっていました。恐ろしすぎる。 ちなみにこの番組は今夜が第一夜で、今度は1月8日(日) 午後9時15分~10時39分から「第ニ夜 ~がんの苦痛はとりのぞける~」が放送されるそうです。 これは今のママには重要な問題ですので、絶対見たいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006/01/08 12:35:51 AM
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