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テーマ:癌(3550)
カテゴリ:休薬期間
病室にいるママを見た時思ったのは、とても顔色が良いということでした。
そして散歩に連れて行っても今までとは歩き方が違うのです。今まではうなだれてやっとの思いで歩いていたのが、ゆっくりではあるけれどもシャキッと背を伸ばして歩いていたのです。 「なんか歩き方が違うね~」というと「パパにもそう言われた」と言っていました。 何が変わったのかよく考えてみると、ステントが入り、口から食べ物が食べれるようになったということ。 昨日は全粥とおすましでしたが、今日は三分粥と煮物、豆腐の白あえなどなど…7割ぐらい食べれたそうです。 明日からは五分粥になるとか。 確かにカテーテルから生きていくのに必要な栄養は確保できます。 でも『口から食べる』意味は栄養を摂るだけではありません。 噛むことにより、だ液が出て、食べ物が通る度に臓物が動き、そして消化液や酵素が出るのです。 普段健康な時は何気なく行っている『食べる』という動作もとても意味のあるものなんだとママを見ると思います。 ただ痛みはまだあるので、この痛みをやわらげ、日常生活がおくれるように明日からステロイド系のデカドロンを一日一錠飲むことになりました。 シスプラチンの投与の時、いつもデカドロンが一緒に点滴されて、翌日はとても元気だったことから、この副剤を使うことになったのです。 今日はパパの誕生日。私と二人でごはんを食べにいきました。 二人で食べるご馳走はやはり味気ないです。 そして今日は昔飼っていた犬の命日でもあるのです…。 パパの誕生日に息をひきとった愛犬、勇輝(ゆうき)。 勇輝の写真にお供え物とお線香を手向けて、祈りました。 「ゆうちゃん、ママを守ってね」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006/01/12 01:01:03 AM
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