175852 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

私は、小説が書けない

私は、小説が書けない

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

abimeg

abimeg

カレンダー

カテゴリ

お気に入りブログ

泣き寝入りしない 国… クラーク リーさん
 一期一会 ~笑い… ひぃちゃま0224さん
「背中を押さない離… 離婚行政書士・エノモトさん
雨堤孝一のブログ 雨堤孝一さん
特許屋 の    … 特許屋さん

コメント新着

特・許・屋@ Re:チェルシー(11/23)  ヨーグルト味は たぶん ビックル …
abimeg@ ノーウエア★マンさん へ ジョンのルーツ、そして彼が後に生み出し…
ノーウエア★マン@ 涙・涙 ノーウエアマンの歌詞の意味を 教えても…
abimeg@ 好きや★きにさんへ 龍馬風に言って頂きありがとうございます…
好きや★きに@ Re:SUKIYAKI ♪(11/06) うめーぞなもし・・・へへ

バックナンバー

2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月
2006年01月20日
XML
カテゴリ:東京の話
昨日、クラークリーさん主催の新年会に行ってきた abimeg です。
個性が強くユニークな方々が20名くらい集まった会で、とても楽しかった!
(ところで、一番個性強かったの、誰だろう・・・笑)

ということで『東京ストーリー第2弾』、いきます!!!

**********************************

『東京ストーリー第2弾:豪華マンション、そして事件!!』

六本木に行ってきた。
でも、遊びに行ったのではない。
夜に行ったのでもない。
仕事で。しかも、午前中に・・・

私が向った得意先は、同じ六本木と言っても、
六本木ヒルズが位置する場所とは正反対のところに。
それに、建物の規模はこちらの方が比べものにならんほど小さいけど。
が、しかし。いわゆる高級マンションって言うやつよ。
ガヤガヤしている六本木のど真ん中にたたずんでいて、
住居として、また事務所として利用されている。
玄関前には木々などが植えられており、しかもきれいに手入れされていた。
一歩ロビーに足を踏み入れると、そこにはとても静かな空間が。
エレベーターも静かだし、なんてったって各部屋のドアには
ゴールドのラインが施してあり、とってもゴージャス。

その日の訪問先は、こんな立派なマンションの一室にあった。
勿論、室内もとても素敵で家具のセンスも最高。
余談だけど、そこで出されたコーヒーはヘーゼルナッツの香り豊かで、美味でしたのぅ~!

まあ、勿論。
あくまでも仕事でそこを訪ねたので、終始それに集中してたけど。
しかも、とても上手く仕事の話が進んだので私の興奮は、
そのオフィスを後にしてもなかなかクールダウンしなかった。

『いつか絶対、ここに住居を構えてやろう!
豪華マンションで暮らすなんて、しかも六本木に住むなんてカッコイイや~ん!』
そうつぶやきながら、そのマンションを後にした私。

駅に向かうため、足を進めた。
心がとても軽やかだった私の足取りは、心境と同調していた。
一つ目の横断歩道を渡り、二つ目に差し掛かった頃、目の前の信号は赤に。

やむおえず、足を止めた・・・次の瞬間!
事件発生!!!
私の腕を・・・
誰かが・・・
グィッと引っ張った!
しかも、ものすごい力で!

不意を付かれた私は、よろけながらも、どうにか体勢を取り直し、
この奇襲を仕掛けてきたヤツの顔を見た。
黒人の男性。
それだけでは、怖くともなんともない。
アメリカンスクール時代や留学中、私は様々な国籍の人と過ごしてきたから慣れている。
第一、黒人だろうが、白人だろうが、日本人だろうが。
宇宙人でないかぎり、ビックリすることなんてない。
が、しかし。
その人の目を見た瞬間、私の顔から血の気がす~っと引いて行くのを感じた。

人の目じゃない。
むしろ、死んだ魚の目。
それに、口角には白く乾いた泡がべっとり。
髪はフケだらけ。唇は、わなわなと震えているし。
この人、完全にイカれてる!!!

『ここは、知らんぷりを決め込もう。』
そう思い、私はひたすら信号機の方だけに目を向けた。
しかし、冷静さを装いつつも、心臓は爆発しそうなビートを刻んでいた。
こういう時に限って、信号はなかなか青になってくれないのよね。

すると、その人は私に:"You're beautiful..."
(いや~、別に。あなたに褒められても全然嬉しくないから。もう、ほっといてくれ~!)
そして、続けて:"Do you speak English?"
(まあ、話しますけどぉ。一応、バイリンガルなので。)

だが私は、英語を理解できないふりをし、とにかく反応しないと決めた。
しつこく話しかけてくるその怪しい男。
ひたすら無言の私。
しかし、『話せないふり、分からないふり』って結構難しいのだ。
無意識的にピクッと反応してしまうのよ、人間は。自分が知ってる言葉に対して。

その男は次に:『日本語、話せるんでしょ?』
(というか、聞かんでも分かるやろ!めちゃくちゃ話せそうやんかぁ~!)
でも、とにかく無視を決め込んだ。

信号は依然と赤のまま。
すると男は、ようやく諦めたかのように私のそばから離れた。
が、立ち去る前に大声で:『英語話せない、日本語も話せない!ヘンな人だよ!』
え~っと、お言葉ですが・・・
ヘンなのは、どっちよ!

信号はようやく青になり、再び歩き出した私。
一番賢明な方法で対処できなかったかもしれないけど。
とにかく私、よく踏ん張ったと思う。
しかし、疲れた。非常に。それと、怖かった。とても。
さっきあれほど軽やかだったステップが、鉛のように重く感じた。

『いつか絶対、ここに住居を構えてやろう!』って言ったっけ、私??
例え将来、豪華マンションを買えるほどリッチになったとしても。
何はともあれ、六本木はパス。
というか、しばらくは、行きたくないかも・・・






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年01月20日 23時45分17秒
[東京の話] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X