まず初めに。
亀田興毅選手のファンの皆様、ごめんなさい。
今日の内容は、ファンならば、あまり気持ちの良いものではないので、パスってください。
さて、と。
昨夜の亀田VSランダエタ戦、たくさんの方がTVで見ていたと思うけど、
私と父母も例外ではなかった。
私はボクシングに関してド素人。
だから、専門的な見方などできません。
今日書く内容も、テクニックなどを深く掘り下げるようなことはできません。
しかし、大のボクシングファンを父親に持つ私は、
幼い頃から、たくさん試合を見さされてきた(TV観戦のみだけど)。
ということで、こんな私にも語らせてもらえるのなら・・・
あの判定、どうよ?
父親は、「なんでやねん~!」と画面に向って、激怒していた。
それにつられ、母親も「私が見ても変やわ~!」って。
案の定、本日TVや新聞などで、賛否両論が飛び交っていた。
この話題、しばらくの間、議論の対象となるのだろうか?
まあ、今日は判定云々は、おいといて・・・
あのですね。私、かねがね亀田一家には大変興味をそそられていた。
というか、心揺さぶられていたんですね。
感動の要因は勿論、あの家族愛。
前に、インタビューで、「なぜプロになりたいのか?」と聞かれた興毅選手。
即答で、「金儲けたいから」と答えていた。
その理由が、「金儲けて、親孝行したい。」
いや~、これにはすっごくジーンと来た。
だって近頃、こんな子います?
正直、「エライなぁ~」と関心してしまった。
だ・け・ど~!
最近の態度がすっごく嫌。
「メディアが作ったヒーロー像」と囁かれている中、
すべてがパフォーマンスだと分かっているんだけど。
でも、すっごく下品に感じるのは、私だけでしょうか?
例えば、今回の調印式。
ハンバーガーをかじりながら、出てきたでしょ?
あれ、何!?そういえば、前はチキンをかじっていたような。
品性のかけらも感じられない。100%下品で野蛮的。
そりゃね、格闘技では、ワイルドにアピールするのが当たり前だ。
だけど、“ワイルド”=“下品”ではないでしょ?
これじゃ、まるでWWEのプロレスよ。
WWEは初めから、「試合を含めすべてがエンターテインメントだ!」という
大前提にあるから、あれで良いけど、ボクシングは真剣勝負じゃなかった?
ビッグマウスも結構だが、度をわきまえて欲しい。
あるボクシング界の重鎮が、亀田ファミリーに対して言ったコメント:
「ボクサーだって、紳士たるべき。」
すごく、納得。
それと、あの口の利き方。
やくみつるも、それについて苦言を呈していたけど、まったく同感。
関西弁でもね、敬語ってものはあるんですよ。
関西人だって、目上の人には敬意を示しますよ。(ねぇ、ひーさん!)
あの口の利き方は、アカン!絶対に、アカン!
100%関西人の私から見ても、あれはヒドイ!
本人がそう思っていなくても、あれは誤解を招くし、はっきり言って調子乗りすぎ。
今、ヒーロー扱いされているから、許されているのかもしれないけど、
普通の関西人の男の子に、あんな話し方されたら、どう思います?
誰だって嫌な感じするでしょ?
辰吉とよく比べられているようだけど・・・
う~ん。確かに“浪速のジョー”(辰吉のあだ名)も若い頃やんちゃだったけど・・・
いや、待てよ。やっぱり、ちょっと違うよ~。
彼はもっと、茶目っ気があったと思います。
何はともあれ・・・
人は皆、知的でなければならないとは、決して思っていません。
だけど、人間としてやはり、品性は大切ではないのでしょうか?
「亀田選手の試合に感動した!」と感じているのなら、
是非知って頂きたいボクサーがいます。
彼の名は、徳山昌守。
有名だから、ご存知の方がほとんどだと思うけど、改めて知ってください。
彼は、知的ではありません。
しかし、品性とモラルをきちんと持っている選手。
そして、礼儀正しさも忘れていない。
その上、強~い!!! (引退が囁かれているけど、現役続行するらしい・・・)
本物のボクサーは徳山です。
過去の試合を是非、ビデオでもなんでもいいから、見てください。
感動するのなら、彼に感動して欲しい。
その他、長谷川穂積というスゴイ選手も日本にはいます。
何も、亀田兄弟だけではない、ボクシング界は!
(今日は、偉そうなことばっかり書いて、本当にごめんなさい!)
そうこう書いているうちに、こんなニュースを見つけた:
「亀田興毅:防衛せずに王座返上?」
おいおい・・・