うちの父親は、イメージとして寡黙で物静か。決して、大きな声で話さず、慌てず、ものすごく威厳のある風格を醸しだしています。人にはよく、「お上品」とか、「知的」とかと言われます。こんなこと言うと、父親自慢をしているアホみたいですが、私もそうだと思います(笑)。
けれど、こんな父親でもすっごく三枚目なところがあるんです。それは・・・
鼻歌を歌う!
「それの何が三枚目なの・・・」と、不思議に思っているそこのア・ナ・タ!うちの父親の鼻歌を侮るなかれっ!ただの鼻歌じゃないんだから。そんじょそこらの鼻歌と同じにしてはいけない。というのも・・・
まず、すごく長い!ず~っと歌っているんです。新聞を読む時も、靴を磨いている時も、部屋を片付けている時も。寝ている時間を除けば、永遠に鼻歌タイムかもしれない。ちなみに、この間はテレビを見ている時にも歌ってたので、思わず「そんなんで、テレビ見れんの!?」と聞いてしまいました。
それに、歌詞がオリジナル!普通、鼻歌って「フンフフンフフン~♪」とメロディーだけで、はっきりとした歌詞はないでしょ?けれど、うちの父親の鼻歌にはしっかりと歌詞があります。しかも、まったくの自作。つい最近まで、父親のマイブームは「篤姫」だったので、そのオープニングテーマに自分で勝手に作った歌詞を添えて歌っていました。「宮崎あおいは~、演技上手で~♪ほんまもんの篤姫みたいやなぁ~♪」ってな感じ。大河ドラマを見たことある方は分かるかもしれませんが、あの種のオーケストラ楽曲を鼻歌で歌うのはそう簡単なことではありません。しかも、それに歌詞をつけちゃうんだからねっ、「参りました」としか言いようがない(笑)。
と、そうこう言っているワタクシも、よく歌うんだよなぁ~・・・
鼻歌を!(笑)
さすがに、父親のように自作の歌詞を添えることはできませんが、私の鼻歌はもっとタチが悪いかも。と言うのも、家で歌っているのはまだいいんです。けれど、私の場合。一人で外を歩いている時にでさえ、つい歌っちゃうの。
本日、仕事で外出してました。その帰り道、何気に鼻歌が。歩道には私の前も後ろも、誰も歩いていなかったので、ちょいと調子に乗りすぎちゃったかも。鼻歌の領域を超えていたかもしれません。ちなみに、私がその時歌ってたのは、大好きなQUEENの "We are the Champions”。この歌、ご存知の方も多いと思うけど、サビの部分からすんごく盛り上がるの。ちょうど、その盛り上がり度が最高潮に達した時、急に。ほんと、突然にっ!道の角から、犬を連れたおばちゃん現る!おばちゃん、ものすごく驚いていました。ワンコも、ビックリしたみたいで、目の敵のように吠えられてしまいました。穴があったら、入りたかったなぁ(苦笑)。
何はともあれ・・・
私は、顔も性格も母親そっくりで、父親には似たところがない。しかし、蛙の子は蛙?似たもの親子とでも言うのだろうか。ちゃんとつながっているじゃない、私と父親は・・・
鼻歌でねっ!(笑)