本日は、朝早くからずっと通訳に出てました。最寄の駅に戻ってきた頃には、お昼時間をとうに過ぎていた。言うまでもなく、ウルトラ腹減り状態。そういう場合、いつものパターンならどこかに立ち寄って何かを食べちゃったりするんだけど。今日は、違った。そのまま、まっすぐ帰ってきました。
家に戻ると、どういう風の吹き回しでしょうか？急にお料理がしたくなっちゃって（笑）。けど、ゆっくりとキッチンに立ってる暇もない。仕事せなアカンねんからなぁ。ってなワケで、とにかくお湯を沸かし、スパゲッティーを茹でることに。お鍋がグツグツ言ってる間、残りものの焼き鮭を大雑把にほぐし、ニンニクのスライスと一緒にオリーブ油で軽く炒めた。しばらくすると、スパゲッティーが茹で上がったので、しっかりと湯切りをした後に、フライパンでササッと混ぜ合わせる。火を止めて、冷蔵庫で眠っていた明太子（既に皮から外された状態）を入れると、余熱でいい具合にショッキングピンクから淡い桃色へと変化。最後に葱のみじん切りをパラパラとふりかけて出来上がり。
どうしてラーメンのどんぶりに入っているんだぃ！？まぁ、そこらへんのツッコミはなしの方向でお願いします（笑）。その昔、とある登山家が、「なぜエベレストに登るのか？」と聞かれたじゃない？そして、「そこに山があるから」と答えたじゃない？私も一緒。だって、そこにラーメンのどんぶりがあったんだもんっ！
何はともあれ、残りものや冷蔵庫にたまたまあったもので作った即席料理でしたが、それなりにイケました。いや、ね。決してお客様に振舞えるような代物じゃございません。それに、もっといろんな工夫ができたはず。改善の余地が大ありかもしれないけど。私としてはオッケーだったので、オーライとしましょ～！（笑）
ただ、一つだけ胸を張って言えることは・・・
鮭と明太子のコンビ。スパゲッティーに合います！和風系パスタが好きならば、是非この具でお試しあれ！皆さんの腕にかかればきっと、も～っと美味しく仕上がること間違いナッシングなのだから（笑）。
極度の腹減りんこだった私は、至福の笑みを浮かべながら、ひたすら熱々の麺を口に運んだ。一口、二口と、味わいつつ、「鮭と明太子だから、これはある意味、親子丼のスパゲッティー版やわ～」なんて思ってたのだけど・・・
ふと、手が止まった。ムシャムシャと動いてた口も止まった。そして、ハッとした。
おいおい、何言ってんねん、私・・・
明太子は、タラコ。タラコって、鱈の子や～ん！鮭の子ちゃうや～ん！鮭の子は、イクラや～ん！例えば、サザエさんに「イクラちゃんのママよね」と言えば失礼だし、タイ子さんにも「タラちゃんのママでしょ？」と聞いてもそれは違う。タラちゃんのママはサザエさんで、イクラちゃんのママはタイ子さん。母と子を間違えたらいけない。
けど、待てよ。
長谷川町子ワールドでは、サザエからタラコが取れて、タイ（鯛）からイクラが取れるのかぃ！？鯛にはそもそも、鯛の子ってのがあるから、無理くり考えればイクラを超ミクロにしたのが鯛の子と言えるだろう。大人は騙されないかもしれないが、３歳児は信じてくれるかも。けれど、どうでしょう？例えばサザエのつぼ焼きを食べてて、そこからあれよあれよとタラコが出てきたら？なんかラッキーな気がしないワケでもない。少なくとも、私はそんなサプライズは大歓迎（笑）。
ってなワケで、そんな世界に思いを馳せながら、食べていると。アッという間に、完食。ごちそうさまでした。またいつか、作ってみよ～っと。今度は今日よりも、もっと美味しく作れますように！
