7月5日は、兵庫県知事選挙の投票日。今回、候補者は二名の一騎打ち。
まず一人は、共産党推薦の新人・田中耕太郎候補。すんません、私の認識不足かもしれないけど、この方の選挙ポスターを初めて目にした時、「え~っと、どなた?」と正直思いました。ちょいと調べてみると、どうやら元県商工団体連合会常任理事だそうです。2009年5月の時点での主な役職は、憲法が輝く兵庫県政をつくる会・代表幹事、明石民主商工会・事務局長、原水爆禁止明石市協議会・事務局次長とのこと。
では、もう一人。こちらは田中候補よりも遥かに知名度の高い方。兵庫県民なら誰でも知っている人(ってか、知らんかったら県民として恥ずかしいやん)。現県知事で自民、公明、社民推薦の井戸敏三氏。「手延べそうめん揖保乃糸」で知られる兵庫県揖保郡出身、東大法学部卒。自治省を経て、兵庫県副知事を一期勤め、その後は知事として二期。今回の選挙で3選を目指しています。
さて、本日。その井戸知事が・・・なんと!うちの近所の市場に出現!
ちょうどその頃、私はよく行く鶏肉専門店で焼き鳥を買っていました。お店のおばちゃんに、焼き鳥のハラミとモモの美味しさの違いについて説明を受けていたところ、急に辺りがザワザワ。ふと音のするほうを見ると、蛍光系グリーンのジャンパーを着た集団が!その集団に混じり、ノーネクタイで半袖のカッターシャツを着た井戸知事がいました。選挙活動の一環として、スタッフを引きつれやって来たみたいで、一軒一軒の店主と握手したり、談笑したり。私が鶏肉屋のおばちゃんに、「あ~、知事やわ!井戸さんやっ!」と言うと、おばちゃんは「まぁ~、こんな市場にも来てくれたん?嬉しいわぁ~」と。知事が歩くと、皆は手を振り、声援を送る。昨年11月の不適切発言も去ることながら、やっぱり県民には人気が高い。
私より井戸知事のことを遥かによく知っているクラークリーさんは言います:「僕が井戸知事がいいなと思っているところは 10分ぐらいのスピーチであれば原稿を見ずにするところ。やはり自分の言葉で語らないと聞く人の心には伝わりません。」
そのとおり。実は、ワタクシ。県関連のお仕事で二度ほど井戸知事と会っているんです。と言っても、めちゃくちゃ人の多い会場で同じ空気を吸っていた・・・というだけの共通点だけど(笑)。いずれの際も、井戸知事はスピーチをされていた。端的な表現、ハキハキとした語り口で、「言わんとすること」が非常によく分かる。だから、私が通訳をしていた相手の外国人にも、楽に通訳ができました。日本語と英語って文法が真逆だから、あまりダラダラと的を射ぬことを喋り続けられると、「で、要点は?」と言いたくなる。通訳しづらいんです。だからこそ、井戸知事の話し方はものすごく良かった。今でも印象的です。
何はともあれ、決戦は今週日曜。「井戸知事の3選もほぼ確実・・・」という声が多方面から聞こえてくる中、果たして結果は・・・!?
この黄色い鳥の名は、
はばタン。当初は、2006年の「のじぎく兵庫国体・のじぎく兵庫大会」のマスコットだったんだけど、大会後も兵庫県のマスコットとして活躍中。特に子供たちの間では大人気!ちなみに、フェニックス(不死鳥)をモデルとしています。このイラストでは可愛らしさがイマイチ伝わらないけど、実際はも~っとキュート!
ほらね(笑):