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カテゴリ:私の話、家族の話、思い出話
我が愛する阪神タイガース。今年はアカンわぁ~。ダメ虎時代の再来?どうなってんねん、ほんまに。ホームグラウンドでの憎き巨人との連戦も、一昨日は延長の末の逆転負け。昨日も延長12回で引き分け。そして、本日。2-1で負け、自力優勝が消滅。もう、溜息しかでまへん。
けれど、それでも甲子園は連日の超満員。阪神ファンの辞書には「諦め」って言葉がありません。勿論、盲目的にチームを崇拝し、何があっても目をキラキラさせ、ただただ声援を送っているワケではありまへんで~。思いっきりヤジ飛んでまっせ~。こういう時、関西弁ってほんとにパワフル。「アホッ!」とか「ボケッ!」なんてまだ序の口で、他県の方が聞いたらヘコんでしまうぐらいの暴言のオンパレードですから。ボキャブラリーの豊富なこと(笑)!阪神ファンは皆、自分が幻の10番目の選手だと思っている。もしくは、陰の司令塔だと。ただ単に「ファン」って言葉じゃ表現できない不思議な存在。それが阪神ファン。 うちにも、一人います。父です(笑)。父はもっぱらTV観戦だけど、思いっきり文句を言いつつも、「観ない」って選択肢なんて想像もつかないみたいで、絶対にゲームは見逃さない。最近ではクーラーの良く効いた部屋で、新しく買ったVIERAの画面をガン見しつつ、ヤジり~の、溜息つき~の、叱咤激励し~ので、観戦の日々を送っています。 そんな父に、「ほんま、今年は阪神アカンなぁ~」と言うと、その原因を次々と述べ出した。普段は温厚な父。どんな嵐が来ようとも鼻歌を歌って落ち着き払ってることができる父なのに。そんな彼でも、今年の阪神のアカンっぷりにはご立腹で、言いたいことはたくさんあるらしい(笑)。 しばらく父の話に耳を傾けていると、あることに気づいた。「プロの視点」という表現をやたらと使う。「プロの視点から見るとなぁ、まずはコーチ陣がアカン!」とか、「プロの視点では、なんでもっと林(リン)を活用せえへんねんと思う」、「プロの視点で言わせてもらうと、真弓の采配には迷いが多い!」などなど。 ちょっと待って、お父さん。「プロ」ってどなた?まさか自分のこと?と、不思議に思った私は、その疑問を声に出してみた。「プロってさ、お父さんは一体何のプロなん?」 すると、間髪を入れずに父は、大真面目な顔で答えた・・・ 「観客のプロやっ!」 おお、そうでしたか!?恐れ入りました!!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年07月12日 22時13分39秒
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