私は、小説が書けない

私には好き嫌いが多いってことは、もうご存知だと思う。例えば、生のトマト。これに関しては何度も「嫌い！」を連発している。ほんと、嫌い（笑）。

けれど、生のトマトでも。トマトの赤色が見えなくなるほどマヨネーズを山のように、もしくはドレッシングを滝の如くドバ～ッとかければ食べれなくもない。決して美味しいとは思わんが、普通の顔して、普通にムシャムシャと噛んで、普通に飲み込める。

だから、結局のところ。「嫌い！」って食べ物も、避けられない場合は、ちゃんと対応できるんです。顔色一つ変えずに。周りの誰にもバレずにね。

と、そう思ってました。これまでは・・・

この間、寿司屋でジーニーさん（仮名）に、「ホヤって食べられる？」と聞かれた。何故か、「うん！」と即答してしまった。食べたこと一度もないのに。ホヤ？それって、ホヤ貝とも呼ばれてるヤツよね？貝の仲間じゃないのに。う～ん、名前は聞いたことある。結構好き嫌いがハッキリと分かれるってことも。私としては、未だかつてトライしたことない。けど、どうしてでしょうか？食べられるような気がした。

よし、チャレンジャーabimeg！行きま～す！


ホヤをレッツ・チャレンジ


一切れ、お口に放り込みました・・・


な、な、な、なんやねん、これ～


想像を絶する味！ここまで強烈とは思いもしなかったで、しかし～（←横山やっさん風）！ふと、隣のジーニーさんに目をやると、至って普通の顔してパクパク食べてるんですけど。「大丈夫？」って聞くと、「全然平気」だってさ。

いや～、一体どうして「食べられる」と思ったんやろ？私にはとてもとても無理でした！対応しきれません！舌の上に乗せた瞬間から、超ストロングな味がジュワ～って口中に広がり、早く飲み込もうとするんだけど、飲み込めない。喉元を通ってくれないんです。まるで固形の芳香剤をかじり、尚且つ錆びた自転車のカギを舐めてしまったような味。そんな味に、咀嚼機能もおかされてしまいました。もう完全にギブアップ。そそくさに、お茶をガブッと飲んで流し込みましたからっ！お行儀悪いってことは十分承知だったけど、やむを得ず。こりゃ、生のトマトのほうがずっとマシだわ～。

ところで、後日聞いた話によると。ホヤって、どうやら海から揚げてすぐに食べると、甘いんだって。まるで熟した果実のように。


へぇ～、そうなの