和菓子に合う飲み物と言えば、お抹茶とか緑茶とか。ほうじ茶もそうだし、烏龍茶などの中国茶も合うでしょう。それらのお茶、大好き。が、しかし。私の中で、和菓子になくてはならない飲み物は、珈琲なんです。ところで、トピックが「和菓子」なので、「コーヒー」でもなければ "coffee" でもなく、今日はあえて「珈琲」と書きたい。
和菓子と珈琲って 「和」 meets 「洋」って感じだけど、この一見変わったコンビネーションを好む人、結構いるんじゃないかなぁ?もし、「意外・・・」と思うのであれば、是非お試しあれ。珈琲のコクと苦味が、和菓子のほんのりとした甘さと、どうやら赤い糸で結ばれているようです。「和菓子には、お茶!」という限られた領域から一歩踏み出す勇気さえあれば、その糸を手繰り寄せ、運命的な出会いを果たしましょう。きっとすごい感動が待っているはず。Welcome to the new world!新しい世界へようこそ!もう元には戻れないこと間違いナッシング(笑)。
さて、うちの近所の市場には、小さな和菓子屋さんがあります。何十年も続いているところで、70代のおばあちゃんが和菓子を一つ一つ、毎日丁寧に心を込めて作っている。手作りの味がウリのお店。私はそこに行くたび、必ずと言っていいほど、多めに買ってしまう。だって、選べないんだもの。どれもが美味しそうなんだから。今日は、おばあちゃんが「できたてですよ」って言うので、いつもよりさらにワクワクしながら買ってしまいました。これで、一人分・・・
勿論、一気に全部食べたワケじゃないですからねっ!ちんたらとゆっくり、一日かけて楽しみながら頂きました。勿論、ブラックで熱々の珈琲と共に。
高級なものよりも、私はこういう素朴な和菓子のほうがずっと好き。ガツンと来るインパクトがなくても、気分をまるで公家の姫君にしてくれるような上品さがなくても。どこかホッとする心地良さがあるから。それは温泉の温かさみたいに、ジワジワ系。舌から喉を通り、胃袋に染み渡る味が脳に伝わった瞬間、さてどうなる?自然と笑みがこぼれてくるのを感じるでしょう。そして、顔中いっぱいに広がったそのスマイルが・・・
「あ~、また食べたい!」
そんな感情へと繋がり、ループして行くのです