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カテゴリ:趣味・興味の話
その昔、私はこう思ってました。「漫才は、関西弁に限る!」ってのも、最後の締めの言葉を例えにしても、「もうええわ」なら上手く締まる。けど、それを標準語で「もういいよ」だと、なんか消化不良な感じ。それに、漫才の命とも言えるテンポ。関西弁だからこそ、言葉のピンポン・ゲームができるのに、標準語だとリズミカルにならないような気がしてた。あくまでも、「気がしてた」って話だけど。とにかく、「標準語の漫才なんて全然オモロくないわ~」って感じてたのよ。まあ、でも。それはもう昔のことで。今では、標準語の漫才でも、面白いのは面白い!その反面、関西弁の漫才でも、イマイチなのはイマイチで。やはり、ネタありき。そして、そのネタをどう披露してくれるかなんですよね。
そう言う意味で、今夜のM1グランプリ2009。審査員の満場一致で、第9代目王者に輝いたのは、標準語で漫才をするパンクブーブー。実は、ワタクシ。大のお笑い好きにもかかわらず、あまりこのコンビのことはよく知らなかった。けれど、ものすごく楽しめました!これから、要チェックだわ~。 そして、もう一組。埼玉県が生んだ漫才界のホープ。結成4年目で、今回がM1決勝初出場。総合で、5位になりました。ワタクシ、かねてからこのコンビに大注目。ここ最近ずっと、話題がお笑いになれば、彼らの名前を必ず挙げてました。デビューしたての頃はそんなに面白くなかったのに、この一年ほどで。メキメキと腕を上げています。こちらも標準語で漫才をする二人なのに、テンポが絶妙で独特。超新感覚!このまま彼らが進化し続けるのであれば、いつか頂点に輝くコンビだと私は思います(その前に、審査員の層をもう少し変えたほうがええかも?笑)。皆さま、「ハライチ」というコンビ名をどうかご記憶くださいまし。 それと、これだけは、どうしても言わせて。第2回から8年連続で決勝に挑み続けた笑い飯。M1のルールが「結成10年以内のコンビ」ってことなので、今年が彼らにとっておそらく最後のM1となりました。実に毎年「優勝候補」と目されてたにも関わらず、その内3度は最終決戦にて僅差で優勝を逃し。また、2005年からは決勝1回戦で姿を消していました。「もうええかげん、M1諦めたらええんとちゃうん?」と私も途中から思い始めてた。けれど、諦めなかった彼ら。最後のチャレンジであろう今年も、惜しくもチャンピオンにはなれなかったけれど、諦めないことの大切さを教えてもらったような気がします。勿論、KYで諦めないのはいささかイタイかもしれませんが(笑)、笑い飯に限っては本来、ものすごく面白いコンビ。だからこそ、挑み続けるだけの意味があったと思う。ただ、ここ数年。ちょっとパワー不足になりつつあったことも否めないので、今回のM1グランプリの決勝1回戦を1位で通過し(圧倒的な「鳥人ネタ」!)、最終決戦まで戦ったという事実。これを機に、かつての勢いを取り戻してくれたら嬉しいです!ちなみに、笑い飯ファンの間で、伝説となっている某ネタ。2003年のM1グランプリ決勝1回戦で審査員を唸らせたあのネタ。そう!「奈良県立歴史民族博物館のネタ」です!古いんだけど、何度見ても笑える。必見です! 最後に、一つ。今回審査員席に座っていらした東国原知事。いや、ね。私、この方嫌いじゃないんですわ。どちらかと言うと、好きなんですけど。ただ、ちょっと「なんで?」と今夜は思いました。一人だけ、KYな審査してたと思わへん?お笑いの世界からしばらく遠ざかっているからかしら?(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年12月20日 22時37分33秒
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