私は、小説が書けない

神戸は、在留外国人が多い街。その多くが市内にある外資系メーカー各社に勤めている人達とそのご家族です。クリスマスの時期になると、ほとんどが国に一時帰国してしまうんだけど。冬休みを日本で過ごす方もいます。

さて、そんな方々と先日。クリスマス・パーティーを開きました。テーマは、やはり「インターナショナル」！そりゃ、そうよね。いろんな国のメンバーが集まるんだから。そして、せっかく「インターナショナル」をコンセプトとしているのだから。「できれば民族衣装を着よう！」ってことになっています。ただし、ここでちょこっと問題発生。まず、アメリカ人とカナダ人。民族衣装がないの。だからいつも、「日本とか、民族衣装があっていいですね」って言われる。それとか、フィリピンやマレーシアなどの南国の方々。勿論、これらの国にはちゃんとした民族衣装があります。ただ、気候が暖かい国だから。生地が超薄。この時期の日本では、寒くて着れないらしい。

そんなワケで、去年も同じようなパーティーを開いたんですが、その時は日本人が着物を着て頑張りました！私もそのうちの一人で、母の友人のご好意でとても素敵な着物を貸してもらったのよ。ウール地だったので、暖かかった。けれど、借り物は緊張します。汚したら大変だからね。ほとんどな～んにも食べなかったことを覚えています。

さて、今年のパーティー。今回は残念なことに、参加された日本人の方々は皆、着物を着ないことに。一番の理由は、「着付」とのこと。つまり、着物を持っていても、着付ができない。やってくれる人を探さなければならないし、時間もかかる。また、着付ができたとしても、移動が大変。着物って、本当に綺麗で私からすると世界一美しい民族衣装だと思うんだけど、そういう不便さがどうしてもあるんですね。

ってなワケで、今年頑張ったのは、コリアン・コミュニティー！皆、一致団結してハンボク（韓服）を着ました！勿論、私もその一員。こんな場合、自分が在日コリアン３世であることをラッキーに感じます。だって、気分次第で、もしくはその場のノリで！？着物を着たり、ハンボクを着たり。「私、ルーツが韓国だからハンボクを着ます」とか、「私、日本で生まれ育ったので着物にします」とか言って、選べちゃうからね（笑）。ちなみに、韓国の民族衣装のことを日本では一般的に「チマチョゴリ」って呼ばれているけど、厳密に言うと「チマ」は衣装のスカートの部分を指し、「チョゴリ」は上着の部分を指します。どうしてそのような呼び方が日本で主流になったのか分かりませんが、韓国での正式な呼び名は「ハンボク（韓服）」です。

写真を一部を公開しましょ～
（サイズを変えてブログにアップすると、どうしてこんなに画質が悪くなるんだろう？感じだけでも掴んで頂ければ・・・）


　　　私で～す！

　いろんな色があるけれど、リボンの結び方は同じ。


　ちびっ子達と、パチリ！


　韓国語を教えて頂いているカネモト先生と。


　着物でも、ハンボクでも。どんな民族衣装でも、やはりロングヘアをアップに結うのが一番素敵だと思います。けど、今の私はご存知の通り、ワカメちゃんカット。いろいろ考えた挙句、苦肉の策（？）として、髪飾りをこのように着けました。

さて、来年も。勿論、このインターナショナルなクリスマスパーティーは開かれるので。次は、何を着て行こうかなぁ～？と、まだまだ先の話なのに、今からワクワクしちゃったりして（笑）。実は、インドのサリーなんか着てみたいなとずっと思ってるのよ。寒いかなぁ？