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テーマ:中国&台湾(3304)
カテゴリ:中国ビジネス
日本人が嫌われ、利用されるのは、何も日中政府間関係だけが理由ではありません。 「こんな高いバーなんか、来たことがないだろう?」 「君たちは分からなくても良いことだから・・」 「言い訳は良いから、言われたことだけを黙ってやれ!」 「こんなこと、言わなくても分かるのが当たり前だろ」 というような言葉から、社員の反発を受けることもありますね。 挨拶、という名目で工場を見て回り、条件に合わないと見るや具体的な話を何もしないで帰って行く企業。 上司と部下が来て、上司は何も話さない企業。 商談中なのに、価格が合わない、品質が悪い等の理由で、無言で商談を打切る企業。 旧型の製品ばかり中国に売込む企業。 自分の利益だけを最大化しようとする企業。 人に会うことや情報は無料だと考えている企業。 ・・・こういう日本企業が大変多い、とよく耳にしています。 利益率が良いため、または、実績作りのために、日本企業と取引を希望する中国企業は多いですが、彼らがまず考えるのは、「日本企業と取引をするなら、相当な時間の無駄を覚悟しないといけない」ということです。 日本側にはそれなりの理由があり、それに不満なら取引しなくとも結構、という姿勢の日本企業も多いようです。 何も全てを中国のやり方で通しましょうというわけでもありませんが、自社のやり方だけを押し通してみても、結局自身も損をしてしまいます。交渉中の中国企業で、他のアイデアが生かせるかも知れず、 またこの企業が別の良い取引先を紹介してくれる可能性もあります。 こちらが思ってもいなかった方法を提案してくるかも知れません。 彼らは合理的で、目的を認識すれば、そのための方法を色々と考えて来ます。 「友人が増えれば、それだけ方法(選択)が増える」という言葉がありますが、コネを作るという打算的な意味だけでなく、彼の地に自由に話が出来る知人・友人を持つことは、様々な方面で、大いに役立ちます。 日本企業は一方的な利益の追求ばかりで、双方で共に利益を追求するという姿勢が欠けている、と思われていますので、その点、少し意識してみると良いかも知れませんね。 勿論、主張すべきことは、きちんと理由を上げて具体的に主張すべきなのは言うまでもありませんが・・。 中国の楽しいお話はこちら! 中国自動車業界の無料レポートはこちらから! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 10, 2006 11:38:43 AM
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