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テーマ:中国&台湾(3302)
カテゴリ:中国ビジネス
弊社は中国企業との付き合いは大切にしたいと考えていますが、日本と中国を比べると、当然のことながら、日本に利益を確保し、強い競争力を維持して欲しいと思っています。 しかし、技術や管理、小さなノウハウなど、全てを秘密にして、取引において、単なる加工のみを中国企業にやらせる、というやり方は、必ずしも日本企業にとって良い方法ではないとも考えています。 というのは、彼らは弱い立場のときに、どこかから圧力がかかると、団結して耐えながら対策を練るタイプだからです。 そうすると、試行錯誤をしながら、海外企業との取引や、香港・台湾企業経由での情報を利用して、徐々にレベルを上げて行きます。 ある程度レベルが上がった後、当然ながら、以前圧力を加えた企業や国と、「友好的に」付き合おうとはしないことが多い。 これは逆に言えば、ある程度与えて、彼らを満足させ、団結して研究しなくても良い状態にすると、それほど努力しない傾向がある、ということです。 且つ、彼らが困っているときに助ければ、その恩は忘れず、より大きく報いてくれる、ということもよくあります。 勿論、公開するべきではない技術も沢山あります。 しかしながら、極端な秘密主義では、短期的には取引が成立して利益が上がっても、長期的に見ると、現地に敵を増やして、彼らの復讐を恐れることになる可能性が大きくなります。 中国人は、苦しさや貧しさは共有出来るのですが、豊かさは共有出来ません。 企業との取引でも、中国人との付き合いでも、この点を覚えておいて損はないと思いますよ。 中国の楽しいお話はこちら! 中国自動車業界の無料レポートはこちらから! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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