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テーマ:中国&台湾(3303)
カテゴリ:中国ビジネス
中国が市場として注目されてから、多くの調査会社がマーケティング調査をしていますが、その利用法というのは、かなり難しいのではないかと感じています。 一つには、調査を受ける中国人の、言うことと行動が(他の国よりも)一致しないという理由。 次に、外資系の調査会社などでは、中国人の思考を考慮せず、集まったデータから誤った提言をすることがよくあるため。 それから、現地中国の調査会社が、かなりいい加減な調査を行い、適当な資料を提出する場合の多さ。 そして、日系を含むいくつかの調査会社自体に偏向があり、初めからクライアントが喜びそうな結果が出るように、「色」が付いているためです。 調べたいことのアウトラインを知るために、調査会社は有効に活用したいところですが、何でも話せる中国人の友人に尋ねたり、夜に飲み屋さんで女の子に聞いたりする方が、ズバリ本音を聞けることがあります。(勿論、これだけで判断することは危険ですが・・) 自動車に関するレポートを見ても、明らかに政治的な力が加わったものや、実際の中国人の意見とは大きく異なるもの、明日倒産するかも知れない零細工場について詳しく書いてあるものなど、モノによっては「大嘘」とも言える調査結果もありました。 現地を歩いて、中国人社会に入り込みつつも、情報を冷静に判断出来る人材を確保しているところが、やはり強いですね。 しかし、残念なことに、こういう優秀な方は発言力が無かったり、上司に妬まれたりで、なかなか力を発揮する機会が与えられないことも多いようですが・・。 中国の楽しいお話はこちら! 中国自動車業界の無料レポートはこちらから! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 20, 2008 01:11:45 PM
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