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テーマ:中国&台湾(3302)
カテゴリ:中国ビジネス
スーツとネクタイで身を固めて、むすっとした表情で要求を押し付け、中国側の意見を聞かない・・。 こういった日本人ビジネスマンはまだ多いみたいです。 また、例えば歴史認識や習慣の違いなど、仕事以外の面で気に入らないことがあると、仕事そのものも一緒にすることを拒否する方も、多いですね。 先方に好意をもってもらう方が、何かと有利ですから、多少の不満は抑えなくてはなりません。 とはいえ、何でも先方の言うままに合わせていると、ただの無能と思われて、条件は不利になる一方です。 初期の段階で、中国の商談先と距離を縮める方法としては、食事を共にしながら、我々日本人が親しんでいる中国由来のことについて話すのが、一番早いと思います。 (因みに、北方の田舎では「大酒飲みは良い人だ」という考えもありますから、お酒は多少飲めた方が良い場合もありますよ) 三国志や西遊記、論語など、日本人の生活に入り込んでいるものを話題にすると、喜んでくれます。 もっと簡単なところでは、我々が日常で使っている四字熟語も、中国と共通のものが多いですから、結構話題として使えることがあります。 また、多くの中国人は「日本人は歴史を知らない」と考えていますから、我々が学校で「殷、周、秦、漢・・」と歴代王朝を学んでいることや、漢詩を勉強しているということを話すと、驚き、関心を持ってくれます。 そして大切なのは、こういった接触の回数を増やすことです。 距離が近くなればなるほど、解決出来る問題は増えますし、実務において、強い要求を出すことも可能になります。 また、その企業と実際の取引に至らない場合でも、個人的なつきあいを続けることで、多くの情報が入って来ます。 私の場合、一番興味のある満州国や、その時代の川島芳子、李香蘭について話したいのですが、これについては日本と中国の評価が正反対ですし、そもそも彼女らを知らない中国人も多いですから、仲の良い友人としか話せないんですよね・・。 中国の楽しいお話はこちら! 中国自動車業界の無料レポートはこちらから! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 27, 2008 11:12:36 AM
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