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テーマ:中国&台湾(3304)
カテゴリ:中国ビジネス
日中双方のマスコミによって、中国の実状は非常に分かり難くなっており、多くの日本企業は惑わされ、誤った活動をしているように感じます。 簡単に言ってしまえば、「中国政府は日本人が考えているほど甘くなく、一般庶民は日本人が考えているほど悪くない」、と言えると思います。 そのため、大企業が行う大きなビジネスには、政府に関係する大きなリスクが伴い、中小企業が行うシンプルで小規模のビジネスでは、比較的容易に利益を確保出来る、ということになります。 中国で活動をしていると、「こっちで買って、あっちで売る」という実に簡単な仕事でも、そこそこの利益を出すことが出来てしまい、驚くことがよくありますし、友人の友人を辿って、商売に入り込むことが可能なこともあります。 因みに、深センの街に並ぶ自動車部品店は、広州の店で買って深センで売る、または、自転車で数分の別の店で買って自分の店で売る、という形が殆どです。 大企業のビジネスについては、優遇政策をアピールして誘致しますが、工場や港の建設が完了して、身動き出来ない状態になってから政策を変更する、撤退を要求する、ということもしばしば。 政治的にも、ビジネスにおいても、中国政府のやり方は「緩めて締める」が基本です。 自由に活動させて、誰が中国政府にとって利益があるか、誰が不都合かを判断して、時期を見て処分する・・。 目先の一時的な利益だけを見ていては、気付かないうちに長期的な利益を損ねることになるので注意するとともに、展開するビジネスによって、官と民にどのような対策を講じるべきなのか、判断する必要があると思います。 中国の楽しいお話はこちら! 中国自動車業界の無料レポートはこちらから! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 13, 2008 01:53:41 PM
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