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テーマ:中国&台湾(3304)
カテゴリ:中国ビジネス
北京オリンピックが終わりました。 開始早々、開会式での少女は口パクだった、花火はCGだった、少数民族の子どもたちは殆どが漢民族だった、と騒いでいますね。 これについて、私はある程度、中国側の意見も理解出来るような気がします。 中国側の主張は、初めに目的ありき。 素晴らしい開会式にするのために、あのような演出は批判されるべきではない、というものです。 一方の我々は、「嘘はいけない」。 中国側も、外部から大々的に報道される前に、自ら発表してしまえば良かったと思うのですが、批判を受けてから感情的に理由を言ったため、全て「言い訳」として取られてしまっているのですね。 この形、ビジネス上のトラブルにも共通点があるような気がします。 連絡無しの材料変更、工程変更も、中国側にはコストダウンや効率化という目的があり、その目的自体は批判されるものでもなく、我々顧客側とも共通のものが殆どです。 ただ、それを事前に連絡しなかった、中国側の変更内容が稚拙で、顧客を満足させるものではなかった、という点で、我々は不満を抱くわけです。 事前に中国側の考えを聞く耳を持てば、共通の目的のために最善の方法を一緒に探すことも可能になり、細かな進捗チェックも出来ます。 そしてその過程で、中国の状況や、彼らの考え方も理解が出来るのですね。 そして私が思うに、今回のオリンピック批判にしても、仕事のトラブルにしても、「中国だから」という理由から感情的になっているという面も、少なからずあるように思います。 同じ演出、同じ失敗を、アメリカがやった場合、欧州がやった場合、世界は中国に対するのと同じように怒り、馬鹿にするのでしょうか・・? シドニーオリンピックで、白人が体に塗料を塗って原住民のふりをしたことについて、世界は今回のように批判をしましたっけ・・? 中国の楽しいお話はこちら! 中国自動車業界の無料レポートはこちらから! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 25, 2008 02:32:43 PM
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