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2006.12.05
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そういえば、ここ2週間ほど東京を留守にしている間に
お得意のダブルブッキングも含め
参加できなくて残念なイベントがいくつかあった。

*エサレン研究所から来日のOliver Bailey氏のメディテーションWS
*デトロイトテクノのCarl CraigやJuan Atkinsの来日パーティ
*ニュージーランドからのチャネラーChris TianのWS第2弾
*同じくChris Tianのドキュメンタリー撮影への参加
*他にも高尾山ハイキングとか、外ヨガ企画とか、エサレンマッサージの練習台とか・・・

それぞれかなり思い入れがあり、かつ、プライオリティの高いイベントであった。

これが一昔だったらかなり根に持ち、延々と愚痴って、くやしがっていたと思う。
でも今回は単純に
「ああ、今回はそーゆー巡り合わせじゃなかったんだにゃー」
と、軽く流している自分があって、なんか不思議な気分だ。

いいことも、いやなことも、楽しいことも、辛いことも
それを経験するためにあるんだ、と、思うと
それに振り回されたり、翻弄されることがなくなってくる。

今日はフルムーンで朝練はお休み
(これからはほんとにちゃんと休みます)
会社もお休みして鎌倉へ行ってきます :)
実は私がエサレンに惹かれるキッカケを与えてくれたmomoさんの
エサレン・マッサージのワークショップがあるのでそれに参加。
楽しみ、楽しみ。

そして今週末は文京区の千石空房でヘミシンクのワークショップ
そしてDerrick May@Yellowへと脳内遊戯に旅立つ予定です(笑)

おー、なんやかやと結局わたしは
この肉体を借り、この現世をプレイグラウンドに
いろんな経験を享受し堪能しているのだなぁ。
しみじみ、しみじみ。


ところで、突然ですが

【魂をめぐる考察】

ニュージーランドから来日中のチャネラーChris Tian RAのワークショップやトークセッション、そして個人セッションを、この秋に数回受けた。

断っておくが、別に変な信仰心や、彼を崇め奉るファナティックな気持ちは一切持ってない。むしろ、今このタイミングで出会うべきして出会った「スピリチュアルな成長の道を歩む先輩、同志」と、私はとらえている。

直接彼に接することで、彼の存在・伝えようとしている内容は、私におおきな愛と光を確かに与えてくれた。これまでの矮小な視点、エゴ中心の世界観から、魂レベルの広大な世界へと広がりをもたらすと同時に、時空の制限を越えた広大なエネルギー体の中に「いる」という実感、それに伴う安心感、至福感、広義の愛に満ちた感覚・・・ヤドカリが貝殻の家を取り替えるように、私自身と周囲の世界が、ぐるんと一回り大きく広がりを持ち始めたような、そんな感じだ。

もっと簡単に具体的に表現するならば、私の中でこれまで貯めていたシコリが溶け出してきた、とか、なんだかすごく楽チンになってきた、とか、そういった「自分の変化の発見」なんだと思う。

そして、彼を介して素晴らしい人達やモノゴトとの出会いがあり、それによって自分の周囲の流れが変わった!これはほんとうに実感。私を変える、癒す、きっかけをもたらす、愛を感じさせる、自分の本質を知る・・・色々な経験をするために出会う人々やモノゴトが、すごいタイミングでたち現れてる!これはある意味、周囲を捉える私の視点が変わったがゆえの変化、なのかもしれないけどね。

私は関係性の終焉というのがずっと、とてつもなく怖かった。去ってゆく人、変化してゆく人、死んでゆく人・・・特に他人の「死」に関しては、足元がガラガラと崩れ落ちてゆくようで、暗黒の中で声にならない叫び声を上げ続けているような気になったものだ。そして、己の無力さに打ちひしがれるばかりで・・・。問題なく保っている現状の関係に対しても、懐疑的に悲観的に捕らえ、そして馬鹿みたいに否定的にすらなって、自己防衛していた。「どうせ失っちゃうんだから、なかったことにしよう。どんなに素晴らしいことでも、あとで寂しい思いをしたくないから、無関心でいよう」っていう拗ねた子供の論理。だから、その瞬間の喜びを心底享受したり、心の底から愛したりすることが長いことできなかったんだと思う。

でも、そんなこんなも、軽くクリアできちゃうキッカケをくれたのが、このChris Tian RAだ。たまたま私の魂は現在、この肉体を持ってこの世に存在している。そしてそれは、この現世で私の魂が経験するべきとことを、経験しているに過ぎない。現世で出会う彼も彼女も、魂レベルでは時空を超えて繋がりと役割を持ちあい、繋がっている。この現世の枠をアッサリと越え、過去で未来で、また別フェーズの経験を持つことになっているんだよ、と、そんな風に、この人生の様々な関係性を振り替えてみると、「ああ、そうかぁ、だからあの時・・・」とか、「うあー、今けっこうキツイんだけど、そういう意味合いがあるのかぁ」とか、「この恐怖も不安もみんな、結局この現世におけるゲームみたいなもんやね」とか、そんな風に自分の視点がゆるやかに、おおおらかになってきた。魂レベルで世界をとらえれば、視野がA4サイズの国内地図帳から、3Gのパノラミック・フルカラー地球俯瞰図へスパンする。ワオ!すごいショック、だけどとってもエキサイティングだよ、これは。

私は自分の過去世というのを聞いてみた。その信憑性なんて、ほんとうはどうでもよくて、大事なのはそこから自分が何を引き出し、いかに自分の進む方向性の舵取りをしっかりすることだと思うので、まぁ、この先はハナシ1/10くらいで聞いておいてください(笑)。

私の魂は以前、アジア某国の戦士(男性)で、国を自分の名のもとに治める目的のためには、どんな手段も問わない、冷血で、非情で、人間性の価値を認めない、目的達成ロボット(しかし有能な)だったそうだ。結果的に、目的を果たせないまま、戦死するのだが、その死の直前に「人生において、本当はなにが大事だったのか」ということに気がついたらしい。だから次の人生は、愛、慈しみ、人間性の尊重、信頼・・・そういうソフト部分を経験するためにあえて女性という肉体を持って現在の私という人生を選んだそうだ。

よって、現世の私は非常に男性性が強い。しかし、女性という肉体を持ち、女性としての「あるべき」を条件付けられているので、その男性性が抑制されている。一方で、私の女性性はその「脆さ、傷つきやすさ、弱さ、やわらかさを持つことを、自分の男性性によって抑制されている。これら「脆さ、傷つきやすさ、弱さ、やわらかさ」は、前線で戦う戦士であった前世において死に直結する「弱み」であるからだ。

つまり現世での私は、女性性・男性性を共に抑制し、特に女性性を感じないことによってバランスをとっていた、ということになる。これは人間的温かみに欠け、エゴと物質的欲望に支配され、女性であることに嫌悪を持ち居心地悪く自分を押さえ込んでた、以前の私にすごくかぶる部分がある。

そして、ここ1年あまりの私をめぐる変化を「自分の本質への目覚め」の過程としてとらえると、このあたりがスコーンとクリアになってくる。

さまざまな出来事や出会いや考察によって、物質的な生き方から、スピリチュアルな魂の存在への帰依と変化した。

結果的に、これまでマインド(=アタマ)や社会的条件付けで規定され抑制されてきた「本来の自分」が、どんどん表面化してきた。感覚が、感情が、知覚が、日に日に繊細に鋭敏になってゆく毎日。特にヴィパッサナー瞑想を始めてからの自分の変化は劇的であった。

圧倒される感情の波に呑まれて、制御不可能になりつつ「もうなにがなんだかわかんないけど涙がボロボロ出てきてしかたないのだー!」というのが、2日に1回やってくる、という精神状態。つらくて、胸がいつもずっと痛くて、なんだろう、なんだろう、と模索するのにもウンザリしつつ、安易に外部に要因を押し付けては、ドラマを作り上げ、自分を納得させようと躍起になるが、いかんせん嵐のようにやってくる渦に呑まれて、結局満身創痍、大敗、そんな日々。

すがるように、逃げ出すように、ヨガだー!WSだー!ヒーリングだー!と体当たりしている自分が滑稽にすら思えてくる。ぐるぐると回り回ってふりだしに戻っては、途方に暮れたり。

で、はた、と気づく。自分の中に、愛、慈しみ、人間性の尊重、信頼、脆さ、傷つきやすさ、弱さ、やわらかさがあることを。そういったもので満ち溢れている自分に気がついた。そしてそれは、こんなにも暖かく心地よいのだ。ああ、私はやっとここに帰ってきたのだなぁ、という安堵感。

心のなかのガチガチのしこりや結び目が、ゆるゆるとほどけてゆく。意識せずとも努力せずとも、放っておけば、委ねておけば、いつかは自然な呼吸ができるようになる。いつも重苦しい胃も、いつかは軽くなる。そうなるために、そこへ至るために、あれやこれやが起こるべくして起こってきた。醜い怒りや嫌悪や痛みや悲しみや葛藤、これらの経験なくして、現在の喜びは、ありえなかったはずだ。

自分の変化を、大きな流れの中にいる実感を、「魂の成長」という視点で捉えると、こんな感じになる。これから自分がどんな風に流れてゆくのか、何を経験し、どのように変容してゆくのか、誰とどのように関わり、何と出会ってゆくのか・・・そう考えると楽しみでしょうがない。





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Last updated  2006.12.13 23:05:58
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