Leaves "Breathe"
アイスランド出身のLeaves。大抵のレヴューにはDovesやCold Playなどが比喩として用いられているので聴く前から「こんな感じなんだろうな」と容易に想像がついてしまう。しかし「ものを作り上げる」活動をしてる者にとってこんな失礼な話はないわけで、言ってみればその完成度の高さが「表現の努力を失った音楽ライターの怠慢」の手によって不必要な先入観を持たせる結果となった、これは悲劇。だいたいね、音楽を語るときに既存のバンドを持ち出すのって手抜き以外の一体何だというんだ?「ねえねえ○○○っていいよねー」「そーそー○○○って感じすっごく好きー」という身内根性・ムラ根性でモノを語っているというレベル、あーあ。最近多い○○○meets△△△という表現も同様。でもまあ音楽を「評判」とか「流行すたり」とか「雑誌やサイトのレビュー」などを鵜呑みにして聴くしか脳のない「思考を放棄した一般人」はそのまま洗脳されたままハッピーな人生を謳歌しておいてください。で、このLeaves。オトのバンドというよりはウタのバンド、個人的には情念の薄いポジティヴな演歌だと思って聴いている。秋の夜長には結構よろしいのではないかと。