テーマ:ノンジャンル。(2210)
カテゴリ:*Nico*のつぶやき
台風13号が今、猛威を振るっています。
被害の方も増えていて、家屋損壊を始めとし 死者、行方不明者も出ているとの事。 自然災害というのは本当に恐いものです。 私は台風というと、必ず思い出される事があります。 もうかなり前の事ですが、夏休みの休暇を利用して 九州の友人の家を訪ねた時に、凄まじい台風を経験しました。 当時一人暮らしをしていた友人が、玄関に物を置いていた事をふと思い出して 様子が気になりドアを開けてみると、その拍子に もの凄い風の力でドアは全開し、それと同時に蝶番が外れて その為ドアは閉まらなくなってしまいました。 ただでさえ不安だった私達は、外はもの凄い風だった為 何とかしてドアを閉めきろうと半泣きになって、ドアを引っ張ったりして 蝶番は壊れたままでしたが、どうにか閉める事ができました。 やがてガスが停まり、頼みの電気も停電。 電話も通じなくなり、不安はピークに達してました。 窓ガラスは割れそうなくらい、すさまじい音を立てていた為 私達はガラスに目張りをする事にしました。 その時ふと窓から外を覗くと、周りの家のいくつかの室外機が 風に押されてぶら下がっています。 友人はアパートの1階に住んでました。 焦って真上を見上げると、2階の室外機も 辛うじてダクトに繋がれ、宙ぶらりんになっています。 それは今にも落っこちて来そうでした。 道路を挟んでアパートの向かいにあった学校の屋上のフェンスも 根元だけくっついて、風の力でぐにゃっと下を向いていました。 その場に居合わせていたのは、私を含め女の子3人。 当時はかなり若かった事もあり、本当に怖くて不安で 私達はしばらくの間半べそをかきながら、時間をやり過ごしました。 やがて風の音が少しずつ静かになり、 ライフラインも電話も何とか復旧しました。 台風が去ってしまってから、私達は気が抜けてしまい 「恐かったねぇ」と抱き合っていたら涙が出てきました。 翌日外を車で走ると、道路は完全に麻痺していました。 理由は信号が全く働いていなかったからです。 沢山の信号が、やはり風のせいで倒れていました。 風って信号も倒してしまうんだ…と、その時震えが来た事を憶えてます。 倒れてまではいない信号も、当然ランプは点いてませんでした。 私達は仕方なく、周囲を気にしながら走って 交差点も何とか徐行で横断しました。 以上、ただこれだけの経験ではありますが、あの時の恐さは いまだに鮮明に残っているのです。 それだけに、被害のニュースを耳にするたび胸が痛みます。 今回の台風も、少しでも被害が最小限に済むようお祈りしています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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