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私が建築家をめざして大学に通っていた頃
「寝ても醒めても建築家は建築のことを考えていなくてはいけない。 それができない人には建築の設計はできない。」 という建築家のコメントを耳にしたり読んだりした。 ところが、私は、他にもたくさんやりたいことがあり 建築を見たり、建築の写真を見るのは好きだったが 勉強はあまり手につかなかった。 実技の課題も時間が迫ってきてから手をつけるような状況だった。 四六時中建築のことを考えているなんてとんでもないと思っていた。 そんな人間は単なる建築馬鹿で知らなきゃいけないことを見失って しまうのではないか、いつも考えているのはおかしい。 そう思った。 しかし、人間不思議なもので、学生のころとは180度考え方が 変わった。 建築というのは必ず目の前に存在するの。 建築という仕事についてからは、全部建築がベースになる、 だからいつも建築のことを 考えるようになる。 決して仕事を忘れられない切り替えができない、というネガティブなものではなく、楽しんでいるという感覚である。 建築を長く続けている人は、本当に建築が好きだ。 好きじゃないと続かないし、一番になりたいとも思わないだろう。 最初は好きじゃなくても、一生懸命やっていれば気がつけば その仕事のことが常に頭の中にある。 これは建築に限らないと思う。 仕事のことをいつも考えてしまうくらいにならないと 飯を食っていくのは難しいのかもしれない。 と最近常々思うことがる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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