ICL(眼内コンタクトレンズ)手術の適合検査
40代後半頃から老眼を認識するようになりました。遠くはそれなりに見えますし、年に1回の会社の健康診断での視力検査でも、例えば右1.5、左0.7、とかの視力がありました。ところが、スマホの細かい字が読みにくくなり、仕事で使用しているノートPCも解像度を上げると小さな字がぼやけて見えません。少し離すと見えるので完全に老眼でした。その症状が徐々に強くなり、最近では業務でも支障が出るぐらい不便です。簡易な老眼鏡をネットで購入してどうしても見えない時だけ使用していました。これまで裸眼で、眼鏡もコンタクトも使った事がないので老眼鏡を使用するのが恥ずかしく在宅勤務中にノートPCの字がどうしても読めない時や、スマホで小さい文字が読めない時限定で使っていました。正直老眼鏡を使うような場面以外で生活に支障が出る事はなく、別にそのままでも良かったのですが、卓球をしている時にサービスの回転が分かりにくかったり、スピードボールに目がついていかなかったりするのが「視力が悪いせいだ」と思うようになり視力矯正したい思いが強まってきました。私の知っている手術はレーシックだったのでネットで検索したところ、最近ではレーシックとは違う別の視力回復の手術がある事を知りました。それが眼内コンタクトレンズ(ICL)手術でした。フェイキックとも呼ばれます。レーシックより高額なのですがメリットの方が多く感じるので、私はICL手術を受けるべくまず適合検査の相談をしました。検査には4時間ほど掛かる事。基本的には手術可能となれば手術や術後の検診の日程も決め、手術費用の保証金として半額をその場で支払う必要がある事、など細かに説明を受け、適合検査の日程を決めました。それが今日でした。12:00予約だったので11:50頃に到着しました。検査が終わり医院を出るまでの内容についてまとめます。(1)11:55~12:05 問診票記入 当医院を何で知ったか、どんな手術を受けたいか(どんな症状を改善したいか)、等に加え 他の病気やアレルギー、等々の質問がありました。(2)12:15~13:05 検査 似たような違う機械の前に何度も座り、目の機能や眼底の深さ、その他何やらかんやらを 確認しているそうですが正直何がどんな検査かは分かりませんでした。 途中視力検査がありました。 遠距離から、4cm、7cm、など色んな距離での視力を測りました。 眼鏡を付け、細かに何度もレンズを入れ替えながら、どの度数が一番完璧に見えるかを 時間を掛けて調べました。 検査の最後に、瞳孔を開く目薬を点眼。4~5時間は光がまぶしく感じたりするので 車の運転等は控える必要があるそうです。(3)13:10 5分後に、再度瞳孔を開く目薬を点眼。 そこそこ目に沁みます。(4)13:35 目薬点眼後の再検査 (2)で行った最初の機械による検査を数分して完了。 検査後に3回目の目薬を点眼し、終了。待合室で電灯を見ると光が放射状に見え、周りに 虹の輪が見えました。かなり光に敏感になっているように感じました。(5)13:45~14:10 執刀医による確認と術式の選択肢の説明など 執刀医となる院長と対面。ホームページで見た顔(笑)。 目の様子を検査結果や目視で確認したあと、第一声が「視力、良いですよね?」。 両目の視力が1.5あるので。 でも老眼が進んでいるのでその矯正のために手術は可能であるとの事。 あと左目は乱視がある事も言われました。初耳でした。 術式には3つの選択肢があるのでどれが良いか決めて欲しいという事で説明。 a)レーシック 遠距離の視力を1.0ぐらいに落とす事になるが、近距離も見えるようになる。 角膜を削るので再度削るなど微調整は出来ても元には戻らない。 料金は50万円程度 b)ICL 将来白内障等の手術が必要になった場合にはレンズを取り出して手術するなど 可逆性(元に戻せる)の手術。 遠・中・近の3焦点に対応し、老眼・乱視にも対応した眼内コンタクトレンズの挿入。 料金は100万円程度 c)多焦点眼内レンズ どんな人でも白内障は少なからず進行しており、私も全く支障がないレベルですが 進行しているとの事。それがもっと年齢を重ねて症状に現れると手術するのですが この手術では現在の水晶体を取り除き、人口のレンズに交換する事で遠くも近くも しっかり見え、しかも今後の白内障のリスクもなくなるという優れもの。 ただし料金は150万円程度 Cは初耳でした。 想定外の金額だったので躊躇(笑)。ICL手術をしても将来白内障の症状がいつ出るかは 個人差があり、出ないままの場合もあるので、ひとまずICL手術をして、将来白内障の 出術が必要になった時に別途考える、というのがよくある選択肢という風に 院長からも言われたので、私は予定通りICL手術を受ける事にしました。 費用は、100万円+左目の乱視対応で8万円の計108万円ですが、現在モニター割引で 202,000円を割り引いており、878,000円に。 ただし消費税10%が加算されるので、支払い金額は965,800円です。 これを高いとみるか、充分なメリットがあるので払う価値があると見るかは その人次第だと思います。 老眼は+1.0~+3.0、のように進行度があり、私は50代の標準的な+2.0。 現在の+2.0に合わせると、手術後はちょうど良い距離で見えるようになるけど 老眼が進むと少し離さなければならないようになるので、+2.5にしておきましょう、と。 術後すぐは少しだけ近い距離で見る形になり、徐々に距離が長くなるとの事でした。 +3.0までしてしまうのはキツ過ぎるという事だったのでそれでお願いしました。(6)14:15~14:30 前金の支払いと同意書記入、日程の決定 ICLレンズはフルオーダーメイドなので他の人に使い回す事は出来ないので 保証金として半額の482,900円を支払い。クレジットカードで。 手術の同意書やHIV検査のための採血の同意書などに署名。 手術前の検査・検診や手術日、術後の検診の日程を医院と自分のスケジュールを 見ながら決定。(7)14:40~14:50 ガイダンス 手術までの流れ、手術当日の流れ、術後の流れ、などその時に行う事や掛かる時間、 注意点などの説明を受けました。(8)15:00~15:10 血圧測定、採血以上、4時間ほど見て欲しいと事前に言われていた適合検査は3時間15分ほどで終了。長時間で疲れましたが、手術に向けてワクワクしてきました。瞳孔を開く目薬のせいで、外に出ると目が眩しかったです。薄曇りの空だったのに空を見上げるとかなり眩しく、電灯などの光はキラキラしています。数時間続きましたが、帰宅後暫くするとその症状はなくなりました。ちなみに参考までに今後の予定を記しておきます。・9/27(火) 2回目検査 日を変えても視力や目の状態が変わらないか再度確認。・11/3(木祝) 手術前検診・11/12(土) 手術 13:00来院で15:30~16:00ぐらいに手術開始。 術後に目を瞑っての休憩時間や術後確認等で、20:00頃まで拘束されるとか。 当日はPCやスマホの閲覧不可・11/13(日) 翌日検診・11/15(火) 3日後検診・11/19(土) 7日後検診術後1週間経てば運動を開始しても良いのですが、激しい運動は1ヶ月ほど控えた方が良いとの事。卓球は良いのか聞くと「7日後検診の時に院長に直接確認して下さい。経過等も見て判断されると思います」との事でした。ちなみにICL手術の件はYouTube動画でもご紹介したいと考えております。