あーち丸の日記♪

『温泉に行きたい！温泉で何もしないでゆったりまったりした～～い！！』

ＩＶＦで疲れた体を癒したく、２月に入ってずっとそんなことを思っていたところ
２月４日の診察で、『次回の診察は２週間後』と先生に言われ…。
久々に通院の無い週末。しかも三連休！
せっかくなので、どこかに行こう！…となったのですが、何せ急すぎ！
とりあえず会社の福利厚生に、伊豆･箱根方面で旅館を探してもらったところ
伊豆・吉奈温泉に一件だけ空きがありました～！(v^-^v) ﾌﾞｲﾌﾞｲ。
吉奈温泉…はて？聞いたことないぞぉ～と思いネットで調べてみたところ、
なんと！偶然にも！！『子宝の湯』として有名な温泉でした～＼（ｏ⌒∇⌒ｏ）／ﾜｧ～ｲ！
アタシ達夫婦にぴったりの温泉です～(-^〇^-) 。


と言うわけで、２月９日から一泊で行ってまいりました。

伊豆湯ヶ島へ行く少し手前に吉奈温泉があります。
国道４１４号線の吉奈口からだんだん細くなる道を進むと吉奈温泉郷です。
『温泉郷』といっても山間に３軒だけの旅館からなる、ひっそりとした温泉郷です。

その中の一件、『東府屋旅館』さんにお世話になりました。
創業４００年、歴史ある旅館。
その昔、徳川家康の側室『お万の方』が度々訪れ、子を授かったという
エピソードがあるようです。


入り口の看板。『子宝の湯』と謳うほど子宝の湯として有名なんですね。

到着すると太鼓を鳴らして出迎えてくれました。

と、チェックインをする前に…お腹がすいてしまったアタシ達夫婦。
番頭さんに美味しいものをどこかで食べれないか？と聞いたところ
とても美味しい鮎料理のお店が近くにあるとご紹介頂いたので行ってみることに。
車で５分のところに『狩の川屋』はありました。
ガッツリ食べちゃうと夕飯が食べれなくなってしまうので軽いものをと
奥さんにお願いしたところ、コレ、『カニ汁うどん』が出てきました。


『カニ汁うどん』

見た目は全然『カニ』っぽく無いのだけど、一口汁をすすると
カニの甘～い風味が口いっぱいに広がって、超ウマい(*T▽T*)ｵｲﾋｨｨ！
スープには狩の川で採れたガガニ(モズクガニ)の美味しいところを
だし汁に溶かしてあるようです。
『うどんは残してもイイから、汁は全部飲んでいって！
この汁はここら辺でしか食べられないものだからねぇ～♪』
とお店の奥さん。…いやいや汁どころかうどんも完食してしまいました。絶品です！


ちなみに『モクズガニ』ってこんなの。爪部分が毛で覆われています。
かなりの剛毛！！


旅館に戻って、『子持ち地蔵』というお地蔵様が旅館の裏山にあると聞いていたので
行ってみました。
子宝を願うご夫婦が参拝に訪れるそうです。


二体のお地蔵様。苔生していて風情があります。
旅館ＨＰの画像をお借りしました。

お部屋に案内してもらいました。
本館と別館は渡り廊下で繋がり、渡り廊下の下には川が流れてます。
夏はきっと涼しいんだろうなぁ。
渡りお廊下の途中に、お万の方様が当時使っていたお鍋が展示してありました。


葵の紋が入っています…

別館は中庭をぐるっと囲むようにお部屋があり、
板葺きの回廊になっていて、とても素敵です。


回廊から見た中庭の一部です




アタシ達が泊まったお部屋は、川べりの『遊心亭』というお部屋でした。
12畳の和室・次の間・広縁と二人では充分過ぎるくらいの広さ。
次の間には掘りごたつがありました。
旅館の方のお話だと、こちらのお部屋に以前ご成婚前の紀子様が
ご家族で泊まられたお部屋だそうです。
そういえば、ロビーにも当時の紀子様の写真がありました。

こちらの旅館でもっとも人気がある『蔵の間』の入り口です。



江戸時代に建てられた蔵を改築してお部屋にしたもの。
メゾネット式のお部屋で、一階には囲炉裏があるようです。

新館の中庭。こちらは池になってます。






お風呂は内湯（男女各1）、露天（男1・女2大きいのと小さいの）、
貸切露天風呂が1つあります。
全てのお風呂に入りましたが、アタシはこの大きい露天が気に入って
３回も入ってしまいました。




お待ちかねの夕飯です。
5つのコースから選べました。
猪鍋、雉鍋、鉄板焼、雉つくね鍋、和会席のコースからの選択で
アタシ達は鉄板焼きコースにしました。
鉄板焼きは囲炉裏端で伊豆牛と野菜を南部鉄の鉄板で焼いて頂きます。
この伊豆牛ってのを初めて食べたのですが、軟らかくって予想以上の美味しさにビックリ！
追加注文をしたい位美味しかったです。
他にも色々沢山のお料理が出て、大満足の夕食でした。

部屋にもどり、夕方から降り始めた雪を見ながら日本酒をちびり…(呑めませんが)。
翌朝、真っ白になった山々を見れることを祈りながら就寝。





翌朝は、真っ白な銀世界～～～！！と思いきや、夜半から雨に変わって
雪は積もりませんでしたぁ～。残念。
でも、良いお天気になりました。

普段は布団にいつまでもグズグズ入っているのですが、
旅行の時は俄然張り切るアタシ。
いつもは『夢の中』の時間に起きて露天風呂へ～。

そして朝食はお部屋で頂きました。
湯豆腐、鮭の塩焼き、湯葉の煮物、温泉卵、自然薯の摩りおろし、おそば、などなど…。
アタシは普段朝ごはんを食べれないのでが、
ごはん２杯、お料理も全て完食です。

チェックアウトの時は、お世話になった番頭さん、仲居さん、女将さんが
お見送りに来てくれました。
番頭さんや仲居さんとは色々お話をしたので、別れ際ちょっと悲しかったなぁ。



旅館を出て徒歩３分位のところに『善名寺』というお寺があります。





こちらのお寺にも、お万の方様が足しげくお参りされたことから子宝祈願で有名なお寺。
数多くの方が参拝されているようです。アタシ達もお参りをしてきました。


こちらは善名寺からの帰り道。
東府屋旅館さんのマーク？屋号？


帰りは、柿田川湧水群に立ち寄りました。
『水フェチ』のアタシは、伊豆方面に行った際は必ずここに立ち寄ります。

富士山の雪解け水が地下を通ってここに湧き出ています。
３０分ほどで廻れる遊歩道があり、湧き水の展望台がいくつかあります。


分かり辛いのですがグレーのところから滾々と湧き出ています。


この丸い底から水が湧き出てます。かなり深いです。

清らかな澄んだ水を見ていると、とても心が癒されます。
こんな素敵な場所がなんと無料！オススメですヽ(´ー`)丿♪

心が癒された後は、お腹も癒したい…(？)。
お土産屋やお食事ができるところもあります。
アタシはいつも決まってお稲荷さんと柿田川湧水で作った豆腐。
お稲荷さんには伊豆の名産『わさび漬け』をのせて頂きます。


あぁ美味しい…。


今回の旅行はどこに行くわけでもありませんでしたが
ゆったりのんびり体も心も癒されてホントに良かったです。