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カテゴリ:コーチング・スキル
頭の中、心の中で私たちは絶えず自問自答している。
一日に4万個の質問をしていると以前読んだコーチングの本に書いてあった。 しっかりとことばのかたちをしているものから、頭と体との情報のやりとりまで含めてのこと だと思う。大半の質問は気にも留まらず、流れていく。(これが正常) コーチングを始めたばかりの頃、一度、一週間だけ毎日「記憶に残った質問」をメモしてみた ことがある。そのときの状態がノートを見ると、見えてくる。 「なんであの人はこんな頼み方をするんだろう」「ばかにしているのか」「なめられてる?」 「余裕がないのかなぁ」「私が見えてないんだろう」「どうしたらよくなるんだろう」 ずっとこんな質問ばかりをしていた日があった。 自分から見たある特定の人への「疑問」、気がかりにして引きずっている。「どうしたら よくなるんだろう」という質問は一見改善策を探しているようだが、実は見つからない質問。 こういう質問が記憶に残った日は自分への質問も「私はどうすればいいんだろう」って 悩みの典型のような質問が続いている。 答えが出ない、本当に出そうとしていない、悩んでいたい、エネルギー低モードの質問。 悩むのを喜んで?いた、悩んでいる方が落ち着く(現状維持)のかもしれない。 とっても疲れる一日だったと思う。 最近はこの手の質問は自分の中で聞こえてこない、聞こえたとしても形を変えるシフト チェンジの構造が習慣として自分の中にあるのがわかる。 悩むとしても15分~半日で疲れてしまう。 まず、この手の質問、たとえば「あの人はどうしてこうなんだろう・・・」こんな質問が 聞こえたら、自分に悩みたいのかどうか訊く。どのくらい悩みたいのか? どんな理由で悩みたいのか? 悩むことで得たいものは何? たいていはエネルギー低状態のときなので、だらだらしたいから、動きたくないから、 愚痴を言いたいから、抑えているマイナス感情を味わいたい?こんな答えが出てくる。 どうしても悩みたいときは時間を決めて徹底的に向き合って悩む。 15分「悩む」ということに向き合っているだけで、疲れてくる。 もちろん悩みたくないときは「あの人は自分にとってどのくらい重要な存在なのか」「あの人 に何だったら伝えられるか」「私にできることは何か」「何があったら、よくなるか」と 具体的な答えが出しやすい「何」を使った質問をする。 答えも具体的なので、そのまま行動に移せる。 「何」を使った質問は「悩む」を「考える」ことにシフトチェンジしてくれる効果的な質問。 「悩む」ことは悪いことではない。感情やエネルギー管理上、悩みたくて悩んでいるときもあ る。それと自体と向き合ってみるのは大事。 生産性が上がらないとイライラする前に「悩み」「悩むこと」自体と向き合うと、 また一つ自分を客観的に見ることができる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年10月02日 06時34分58秒
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