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カテゴリ:テレビっ子
木曜日。三学期になると毎年始まるスポーツ教室。この時期、コートの状態不良のことも多く、なにより北風ぴーぷーの中で魔球に苦労せず、暖かい体育館の中でソフトテニスが出来るのはありがたい。
10円の有料ロッカーに荷物を入れ、ラケットとタオルと水分だけ持って、競技場に入った。集合の声がかかったとき、重大なことに気が付く。コートの向こう端に立っているコーチ陣の顔が見えない。 上着ぬぐとき外したメガネはあのロッカーに置いたままだったかしら。ロッカー代に使った十円玉、最後の一枚だったのに~。 「メガネ忘れたぁ!!」 思わず大声をあげる。 周りにいた普段のサークル仲間たちは、サッとかたまり、次の瞬間爆笑。 「(たら)さん、何言ってるの、かかってるよ~メガネ」 そうなの。いつも外したメガネをそこらに置くことなんてない。外しても持ったままで、必ず掛け直すもの。なのにメガネをかけてないと思うなんて。 学校の体育館でもそうだった。競技場の明かりをつけても、はっきりまぶしくなるまでは時間のかかるものだったのを忘れてた。そして、この日はいつもより明かりをつけた時間が遅かったらしい。 久しぶり(一年ぶり)の体育館テニス。インドア戦の応援などではいつも暗い観覧席から明るい(と思い込んでた)コートを見下ろしてた。暗いとか見えにくいとか頭で分かっていても、実際自分がコートに立つと予想以上の見えにくさだった。メガネのフレームも気付かないなんて。何をいっても言い訳で、サークル仲間はずっとクスクス笑ってた。(たら)さん、ついに老眼きたねぇって。ちくしょ~☆ とりあえず、新しく参加したメンバーの方とも打ち解けられたし、メガネは掛けてたし、だんだん明るくなったし、終わりよければ、と言うことで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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