いよいよキックオフ。
もうごめんなさい、ここらあたりから記憶はまだら模様。
(録画したビデオ鑑賞?見直し?は中間考査が終わるまでおあずけかな~)
それまでアップのときとか子どものミニ双眼鏡で顔が見えていたけど、
フィールド全体みるには邪魔だとしまいこみ、結局その後双眼鏡の出番はなかった。
初めはペン次・ペン太・父・母の順で座っていたが、階段脇であまりに風が強く、
Tシャツ1枚のペン次、肉布団もなく震えていたので、試合前に母と席をチェンジ。
期せずして、冷めたぶ~たれペン太を熱い熱いサポの父母で挟む形となった。
応援歌も始めは口ずさんでいた程度、が、そのうち大声と拍手。
ただ、立ち上がって両腕を突き上げたり、腕を伸ばして大きく拍手ってのは
テレビ前でやるのとは勝手が違い、ユニも着てない身では恥ずかしくて出来なかった。
初心者の息子たちと一緒では、それがかえってよかったかもしれない。
応援歌によってはみんなが飛び跳ねる。すると建物が小刻みに揺れる揺れる。
ペン太とペン次がちょっとぉ!と叫んだ。これよ、これよ!これぞゴール裏!
この常時地震状態はメイン・バックスタンドじゃ味わえない。夫も初体験だとか。
そういやトヨタカップデートはいい席(純粋にサッカーを楽しめる席)で観てたし、
Jリーグ黎明期は赤ちゃんを次々抱えて、生観戦なんて思いも寄らなかった。
ゴール裏にきたのはそれこそ中学生のとき、亜国で妹たち連れまわして
ガラガラとラッパを鳴らしながらBOCAの応援に狂ったあのとき以来。
感・涙!(>ω<)(>ω<)
試合は名古屋も浦和もいい動き。中立だったら面白いだろう。が、私らは叫ぶ叫ぶ。
あぶない~!!!とか
いけいけ~!!とか
なんだよ~!とか
チクショ~楢崎!とか。
こっちのいいプレーは一つも全然電光掲示板に映してくれないのに、
向こうの惜しかったプレーはリプレイつき。鬱陶しい!おのれ~豊スタ!
しかしついに27分CKからネネがドンピシャヘッド。ゴーーーーーール!!
途端にこっちのゴール裏全体が大きく揺れる。舞い上がるフラッグの波・波・波
もちろん私もゴ~~~と叫んで飛び上がり小旗振りながらその場で8回ほど宙に浮く。
夫や子どもたちの反応なんて見ていない。彼らはどんな顔してたのか…(笑)
でも、そのあと10分もせずにあちらの四千さんがお返しゴール。
ため息がごぉぉ~と唸り声となってこちらのゴール裏を包み、向こう側が揺れている。
でも一息ついて、気を取り直し、すぐにレッズコール。
1-1のままハーフタイムに突入。寒いので温かい飲み物を求めに売店へ。
トイレはものすごい行列だ。グランパスくん(鯱)つきが悔しいけど甘栗も買う。
コップ二つを両手に持って席に戻ると、ココア飲む?と初めてペン太に声をかけた。
要らない、と返事しつつも、さっきの最後のあれはオフサイドだよね?とか
あっち(グラゴール裏)より絶対レッズの方がにぎやかだよね、などと話かけてくる。
(むふふ♪いい感じ)なんておくびにも出さず、そうだね、とぶっきら棒に答えた。
さあ、後半スタート。前半は手前から奥へ攻撃してたが、今度は逆。
普段はVAMOS!VAMOS!(バモ×2)とかARRIBA!ARRIBA!(アリーバ×2)だが、
今日は「こっちゃ来ーい!こっちゃ来==い!」ボールに呼びかける感じ。
本物のレッズを目の前にしたら、ちゃんと日本語で応援してた(笑)
試合はお互いチャンスを作りながらもそれぞれ相手のDFやGKが防ぐ形が続く。
今日も引き分けだったらどうしよう~、いや、それより負けたらどうしよう~など
レッズの勝利を信じるというより、カミサマお願い!という気持ちに。
ワシントンと楢崎が1対1になって、コレは絶対~~!と思ったのも阻まれた。
いくら元代表とはいえ、やはりJでは敵!楢崎憎し!
交代で入った岡野も今日はあまりパッとしない。スーパーサブ岡野はどこ行った!?
レッズが押してるのにスペースがない。あと10分くらいで終わってしまう~
…ってときに、小野~ポンテ~ワシントンでゴーーーーーーーーール!!!
今日2回目の狂喜乱舞。宙に浮いた(ダンダンとジャンプした)数もさっきより多め。
10回は超えてたな。小旗も大旗も波がやまない!このまま突っ走れぇぇぇ!!
ここからさらに熱が入るが、名古屋にもFKチャンスがあってドキドキハラハラ。
応援にも熱が入る。いつのまにか、隣のどら息子の声が混じってる(るん♪)
ポンテに代わり長谷部が入る。期待の若手だけど今ひとつ活躍できる場が少ない…。
がんばれ長谷部~!スタミナつけろ~!
ロスタイム3分!これまた向こう=レッズのゴール側での攻防が目に付く。
祈る気持ち。やった、都築のゴールキック。主審岡田さんが時計見てる♪
試合終了の笛。歓喜の渦。その場でくるくる回りながらジャンプ。
引き分け街道抜け出した~!勝った勝った~、豊スタで勝った~~!!
私がブンブン振る小旗が早めに帰ろうとしてる人たちの邪魔をしてたらしい。
ここでジャンプのあいだ目をつぶっていたことに気づく。
(早く帰らねば、母がどんな行動に出るかわからんぞ。)
怪しい気配を感じたらしい男衆が荷物をまとめ始めた。
「ちょっと待ってよ~タオルマフラー広げて掲げたい。」
「だめだめ。早く帰るぞ!駅まで混むぞ。ドビーも待ってるし。」
「ちょっとだけ、ちょっとだけタオル広げてくる~~(涙)」
あ~あ~、勝利の美酒。歓喜の余韻を味わいたかったのに~。
半泣きでスタジアムの外に出た。
(さらに続く)