その、豊田市駅からの帰りの車内の出来事。
それがおきたのは発車して7、8分ほど過ぎたころ。
息子2人の感想合戦を夫婦で内心嬉しく聞いたあと。
隣に立っていたレッズユニを着た家族連れの奥さんがおずおずと声をかけてきた。
「間違ってたらすみません、もしかしてKさん、、K先輩じゃありませんか?」
「ええKですけど、、、えぇっ!?」
顔を見ると、見覚えアリ!なのにあまりのことで頭マッシロ。
だってここで会うワケない。ありえない!
「NMです~、覚えてらっしゃいますか」
「覚えてますとも!でも、でも、どうして~~~????」
彼女は都立高校のときの軟式テニス部の一年後輩。実家は大田区だったかしら。
ちっちゃくて細くてお姫様みたいで、ヒラヒラしたレースがよく似合うお嬢様で、
間違ってもレッズのユニなんぞ着てこぶしを突き上げてるタイプじゃないのだ。
なにより同じ車両の吊り革お隣同士。待つ場所が2メートルずれたら
出会う可能性なんて万に一つもなかったはず。
彼女もまさかまさか、と思いながら、言葉が西っぽい(訛ってる?)けど、
声がK先輩、顔もK先輩ぽい。もし本当だったら声をかけなくちゃ後悔する!
…と勇気を出して声をかけたそうだ。
夫に洗脳されてレッズファンになりました。埼スタ付近にマンションが出来たと聞いて、
レッズのためだけにこの春、千葉の船○から美園に引越し、子どもも転校させて。
今はチームとともに西へ東へとさすらうサポーターなんです、とのたまう。
なんて羨ましい!私が憧れた生活そのものだわ☆☆私も今の状況を手短に説明した。
「どうしてこんなところで会えたのでしょうね!?」
「24年ぶりよ、偶然というにはすごすぎるよね~。」
信じられない偶然。話は何度もそこに戻った。
二人で吊り革つかまって、並んでおしゃべりしたことが、
三日たった今でも夢のようで、思い返すだけでワケもなく笑ってしまう。
お互い部活の同期にメールを送ろう、と証拠写真を夫に撮ってもらう。
彼女は相変わらずカメラ目線で可愛い。私はバカみたいに笑ってよそ向いてる。くそ~
撮りなおしてもらいたかったけど、ちょうど地下に入ってしまったので諦めた(泣笑)
そしてメアド交換。赤外線受信ってホント便利だね。便利すぎてコワイよ。
私たちが先に下車。また来年名古屋に来ます!というので、待ってるね!と約束した(笑)
必然なのかも…。テニス部で集まろうよ、とカミサマが言ってるのかも…。