夏休みに、区の育成会(親の会)で親子実習をしてくれるというので申し込んでいた。
土曜日から始まり、日曜は休んで、月~金まで。毎日参加を申し込む。
初日はバス~地下鉄~バスで。そのあと平日は残念ながら前後に他の行事(登校日や移動支援でプールに連れて行ってもらうの)が入っていたし、一時間に2本しかないバスでの駅までの道が電線地中化工事でずっと渋滞中なので、車で移動の予定。
んで、この日の道中はどうだったかというと、、、(言いたくない(ToT))。
普段公共の乗り物にほとんど乗らない生活(年に2、3回)をしているせいでしょうか、停留所やプラットホームで地べたに這って降りたくない~と大泣きして暴れている女の子を厳しく叱責しながら引きずってる鬼の形相した中年女が、行き帰りにあちらこちらで目撃されたことと思う。
乗り物は大好きなので、遠くまでお出かけというのをさせてもらいたいのだが、ヘルパーがいない、と断られてしまった。とりあえずプール通いだけは週1で継続してもらえる。ドビーは自傷、異食、パニックなど問題行動も多いので、区役所の福祉課担当者からはサービス時間の多い「行動援護」を勧められた。ところが行動援護を受け入れてくれる事業所が近くにないので、結局児童デイでお世話になっていた事業所で、普通は中・軽度の知的障害児が受けられる「移動支援」になったといういきさつがある。
あの支援法が始まって、それでもこの春から負担軽減できるということで、沢山移動介護のお願いが出来るかと思ったが、介護する側の事業者でヘルパーがどんどんやめてしまい(正社員で生活が成り立たない)、結局立ち行かなくなってしまっているのが、少なくとも私の周りでの実情だ。、、、なんて愚痴は、とりあえず今は横においておこう。
話を戻して、作業所に9時52分到着。この日の作業は10時~12時。作業参加者は2名でドビーと、今回の世話人である育成会の区の会長さんの息子さんで、今春高等部を卒業して今は作業所に通ってるSくん。場所は区の育成会事務所で、3月までは小規模作業所だった古い一軒家。ドビーははじめての場所なので、とにかく落ち着かない。一通り中を探検してから、ようやく席についた。
まずは、ビーズ通しのための色分け作業。4色のビーズをじゃらっと混ぜて、それを色分けしていくのだが、5分もしないうちに、飽きてしまい、全部を元の大きなタッパーに戻そうとした。
とりあえず元のタッパーを棚にしまって、色分けしたものだけで、タコ糸に通す作業に入る。しかもちょっとやってはウロウロ。叱られてまた席に戻ってもすぐ飽きるの繰り返し。色の好みも激しく、見本のように色を規則正しく順番に入れていくというのが納得できない。結局まずは糸に通すのを優先ということで、どんどん好きな色ばかりになっていった。↓4つのうち1色は絶対混ぜたくない色(マットなピンク)だったらしい。
初日はこれで終わり。2時間のうち、オヤツの用意、オヤツ食べ、後片付けに20分とるので、作業はビッチリやって1時間20分だが、ドビーの我慢が続く限界は7、8分というところか。叱られて席に戻ったものの、すぐに飽きる。席を立ってうろうろする時間が4分の3を占めた気がする…(滝汗)
そして、そのあいだ、Sくんは時折、精神安定の元のアイテムを触るものの、ずっと言われた作業(ボールペン組み立て)をこなしていた。6年後、ドビーはこんな風になれるのかしら…。だいたい、大好きな泥遊びなら2時間でも集中しているくせにぃぃ==!
おやつは嬉々としてあっというまに食べ終えたドビーだった。