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外からみたら、建物が見えません。まるで指輪物語のホビットの家のように、丘の中をくりぬいてあるのです。館内は狭そうにみえたのですが、展示してあるものが「文字」主体なので、一周したら、とても密度の濃い内容にぐったりするほどでした。 中でも、10月13日までの特別展「教師南吉と67の生徒達」の展示に釘付けでした。まず、生徒一人一人の作文をつづった作文帳のなんと分厚いことか!そしてその作文に一つ一つ朱で入れた添削文にはっとさせられたり、うなずかされたり、、、なんと細やかに生徒を見ていたことか、、、 29歳の若さで亡くなったすぐ後、教え子と関係者が学校に記念碑を建てたのも、どんなに慕われていた先生であったかを物語るものでした。 行き帰りは雨に降られましたが、記念館を見学中に雨も上がり、今は地域の人達によって守られている矢勝川の土手をそぞろ歩きました。 ここに兵十のモデルだった兵重さんは網をしかけていたのかな。川鵜が泳ぎ、沢山泳いでいる鮒のひれがきらきら見えて、美しい川でした。堤は見渡す限り、曼珠沙華で彩られていました。 権狐の舞台、堪能してきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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