テーマ:サッカー総合(589)
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痛めた右足首が今だに痛いアダチコジヤです。
魔球の特訓で地面を強打した、あのケガがまだ完治しません。とはいえダッシュやハードルも飛べますし、ボールも7分ぐらいの力でなら蹴られますので、さほど深刻ではありません。 無回転ブレ球シュートは、世界的に見渡しても、名手と呼べれ選手は数人です。カーブをかけたFKは、どこにでもワールドクラスがいるにもかかわらず、です。 しかし、これはおそらく難易度の差ではないと思います。 実際に自分で特訓に取り掛かって痛感しましたが、「痛さの差」です。 カーブはいくら蹴っても足を痛めませんが、魔球は痛いのです。ボールの芯を外して蹴りますので、どうしても足のヘンな所にボールがぶつかります。つま先の付け根の少し甲よりのあたりでボールを強打すると、痛いのです。僕はプロではありませんので、多少、痛めてもどうということはありませんが、過密日程で試合をこなさなければならない選手たちは、そうはいきません。魔球の名手が少ない理由は、案外こんなところにある気がします。 ところでヨーロッパチャンピオンズリーグ(CL)の8強が出揃いました。 残念なことにイタリア勢は全滅です。 イングランド4チーム。スペイン2チーム。ポルトガル1チーム。ドイツ1チームです。 マンU。チェルシー。リバプール。アーセナル。バルサ。ビジャレアル。ポルト。バイエルンです。 ポルトにはフッキがいます。フッキはスタメンに定着しています。それどころか大活躍です。CLでは得点こそ奪えてませんが、ドリブル突破が冴え渡っています。ブラジルのドゥンガ監督もフッキに注目しているとのことです。 ところで昨今、イングランド勢に勢いがありますが、このイングランドには笑えないようなエピソードがゴロゴロあります。 イングランド伝統の「キック&ゴー」は有名ですが、その伝統のみのサッカーは、つい最近まで続いていたのです。 最近は南米の選手がプレミアでプレーしますので、華やかになりましたが、1995年にイングランドで活躍中の当時ブラジル代表だったジュニーニョは、かの国の選手育成を目の当たりにして、「この国のサッカーは、子供たちに陸で水泳を教えているようだ」と驚いたそうです。 イタリアにゾラという小柄なテクニシャンがいましたが、彼は1990年後半から2000年初旬にかけてイングランドのチェルシーで「マジックボックス」というニックネームで親しまれ大活躍しましたが、このゾラはイタリアで活躍の場を奪われ、イングランドに新天地を求めたのです。 イタリアは1980年代にテクニックのある助っ人が活躍したおかげで、それを見て育ったイタリア人にうまい選手が出てきたのです。しかし保守的なイタリアサッカーは、その頃、「ファンタジスタ不要論」というのがあり、ゾラはベンチに追いやられてしまったのです。 そんなゾラが、なおさらパワー重視のイングランドで受け入れられた、というのは意外というか、なんというか……。 プレミアリーグが、ますます注目されるのは大いに結構ですが、日本の無能な指導者たちに、どんな悪影響を与えるか、そこがおそろしい。 日本の部活も(特に高校サッカー)たいてい伝統の「キック&ゴー」で勝ちあがりますが、忘れてはいけないのは、日本人はパワーでは諸外国に太刀打ちできない点です。いまだに秋春制にこだわる犬飼クンのような人が、プレミアに影響されて今度は何を言い出すか恐ろしくもあり、楽しみでもあります。 僕はバルサを応援しています。 特にメッシが好きです。あの小さな小さな少年が、いまや世界最高のフットポーラーであることに驚きと感動を覚えます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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