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テーマ:地震情報(629)
カテゴリ:東日本大震災
震災後、私も色んなところに声をかけ
被災地で花火を上げられたらと思って動いていた。 中には小さい花火でもよければと 言ってくれる人もいた。 しかしその最中、今回のプロジェクトの 話を聞き、私は身を引くことにした。 私が花火を上げたいと思った理由は 以前、いわきに訪れた時にも話したと思う。 昨日の花火は映像で少しだけしか見られなかったけど 一人感動し涙をながしている自分がいた。 もし今回のような震災が起きてなかったら 私は涙を流していなかっただろう。 毎年、この時期に訪れる花火は 綺麗だったという感想だけで終わってたかもしれない。 しかし今回の花火で気づいたことがある。 人はどこかでリセットしないといけないときがある。 もちろん実際、元に戻るわけではない。 でもリセットしないと気持ちが保たない時がある。 そうゆう時に、花火というのは素晴らしい ものだと思ってしまった。 私が育った長崎ではお盆になる精霊流しを行う。 その日は町中どこに行っても爆竹が鳴り響く。 打ち上げ花火と精霊流しの船で町は賑わいを見せる。 今となっては思うのはこの精霊流しで 長崎の人達はリセットしていたんだと。 亡くなった人を尊うことは大切なことだが ずっとその人のことだけを見つめていると 前に進むことは出来ない。 ずっと張り詰めた中では逆に参ってしまう。 だからリセットするために花火を上げる。 正確に言えば火を見るということかもしれない。 火はいつからか電気に変わった。 しかし今の人間が持つ技術をもってすれば 火も安全に利用することが出来るだろう。 無駄なネオンより。節電と言われて使えない 街灯よりも、火を使った昔でいう灯籠みたいなものを 街中に設置すれば何かが変わるかもしれない。 人が求めている安らぎは、電気では作れない。 今回の花火でもそう感じてしまった。 NHK DVD 美の競演 日本の花火~花火芸術の最高峰 大曲全国花火競技大会~ 【BLU-RAY DISC】 奥菜恵 / 岩井俊二 / 少年たちは花火を横から見たかった 【DVD】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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