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テーマ:地震情報(629)
カテゴリ:東日本大震災
3.11以降、機会があれば私は福島に行ったときの話をする。
見たまま、感じたままを伝える。 この東京でも震度5強の地震が起きて体感した人も 多いせいか、都内近辺の人は親身になって 真剣に話を聞いてくれていた。 私自身、伝える力が乏しいので必死に話しても 伝わらないこともあるだろう。 それでも真剣に聞いてくれていると感じていた。 先日、たまたま私の故郷である長崎から同級生が訪れた。 会ったときに少し福島の話をしたが、明らかに 反応が違っていた。 その同級生が冷たい人間だからというわけではない。 実際に長年付き合っていて、優しさも温もりも充分に 兼ね備えている人物だ。 しかし、どこか他人事であるような感じがした。 東北から長崎。 この距離は遠いのは分かっている。 でも同じ日本なのにこんなに差があるのだろうか? そう言えば、この感覚と同じような感覚を感じる日がある。 それは8.9、原爆記念日である。 長崎では登校日になっているし、身近に体験者が いたこともあって親身に考える日だった。 しかし東京に来てから周りで8.9を親身に考える人は少ない。 この距離は縮めることは出来ないのだろうか? それが唯一出来るのがメディアな気がするが 今回の震災後、分かるように嘘を平気で流していたから 真実味がないのだろう。 その同級生も他人事ではなく、どこかの国の物語だったのだ。 テレビの影響力は凄いと思う。 しかしその影響力が湾曲されると真実が別の作りものになる。 テレビに任せっきりの私達はいつからか 作られた物語の中で育っていたにすぎない。 自分の目で見て肌で感じる。 もう一度、考えたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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