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ちょっと前の話です。
その日、息子をとある映画に連れて行くことになったのだが 私は留守番をしていたいのに(パソコンをしていたい)、その旨を夫に伝えると 「息子の子守を俺だけにさせるつもりなのかぁ~~~~~!」 などと言いがかりをつけてきた。 こんなことくらいでケンカをし、 無駄なエネルギーを使いたくなかったので まあ映画館の隣のショッピングセンターで時間を潰せばいいかっ!と 仕方なく同行することになった。 当初の計画通り、夫と息子が映画館に入っている間 ショッピングセンターで洋服でも買おうと思ったが、 思うような服がなく、このまま歩き回っても仕方ないとあきらめ、 いっそのこと本を買って 時間まで車の中で読もうとセンター内のブックストアへ行った。 私は、本が好きだ。中毒とまではいかないが、 マンガや小説、エッセイなどジャンルは、問わない。 どこへ行くのにも、文庫本を持ち歩いているほどである。 どれにしようかなぁ~~と店内を徘徊していると 雑誌のコーナーの前で、物色している2人の女性と そのうちの一人の子供であろう、 1歳くらいのベビーカーに乗った赤ちゃんがいた。 彼女たちは、 雑誌を手に取っては、 これ、つまんなさそうな内容やねぇ・・・・とポイ、 これ、結構な値段するやんっ!とポイ。 もちろん、彼女たちの前に積み上げてある雑誌類は、悲惨な状態になっている。 そのうち、ビリっ!!と紙が破ける音がした。 何と、連れて来た赤ちゃんが、雑誌のページを破ってしまったのだ! 店内にいた客は、一斉に彼女たちの方を見たが 肝心の母親である彼女は、動じる気配もなく 「あ~あ、ダメじゃんっ!」と何食わぬ顔で、 赤ちゃんの破った切れ端を雑誌のページの間に挟み、 何事もなかったように、再び雑誌を物色していた。 Σ( ̄ ̄ ̄Д ̄ ̄ ̄lll) 我が目を疑いましたよ!! ええ疑いましたとも!! そりゃあ小さい子供がいたら、こんなこともあるだろう。 私も、何度もこれに似た経験をさせられた・・・・ 今年小学5年になる息子には。(泣) 正直に店の人に謝ったにもかかわらず、 弁償させられたこともあったし、「子供さんのしたことですから」と 勘弁してもらったこともあった。 たとえ、1歳の右も左もわからない子供の前だとはいえ、 そういう母親の態度は、ダメなんじゃないですかぁ~~~~~~?! しかし、ヤツらはこれだけは済まなかった。 やっと買う雑誌が決まったらしく、レジへと向かったが 雑誌コーナーは、乱雑なままである。 私も放っておけばいいものを、その後が気になり(苦笑) 本棚の影から動向を見ていると 何と、そのまま帰っていってしまった。 それも、ベビーカーをそのままにして・・・・ そのベビーカーというのは、スーパーが貸し出しているもので あとで誰かが、片付けてくれるだろう~と安易に思ったのだろうか? 雑誌のページを破った挙句、立ち読みの雑誌も片付けず、 借りているベビーカーも放置。 彼女らの親は、どう育てたのだろう? また、そんな彼女らに育てられた子供の行く末は、一体どうなるのだろう? ベビーカーの横に忘れてあった、 赤ちゃんの小さい片一方の靴が、いやに悲しげに見えた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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