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カテゴリ:ちょっといい話
先日、息子ゆうゆうが
「なあなあ、9月18日って『老人の日』やよね?」 それを言うなら、敬老の日やろ。 「ほんでな、お父さんの方のおばあちゃんと(夫の方の父はすでに他界) お母さんの方のおじいちゃん、おばちゃんに 贈り物をしようと思てるねんけど。」 おぉ~~~心優しい我が息子。 漢字が苦手でいつも居残りさせられてるけど 朝、学校で「教頭、おはよっ!」とタメ口で挨拶するけど(←アカンやん) 優しい気持ちは、育っていたのねぇ・・・・・ 改めて、ゆうゆうを産んでよかったと心から思った。 「何をあげたらいいと思う?」と相談してきたのだが、 人にプレゼントするとき悩むのは、子供も同じである。 「そうだねぇ・・・・お花かな」 と答えてやると 「いくらくらいするかな」と聞いてきたので 「うん・・・贈り物用なら安くても千円くらいだよ」 と言ってやったら、黙りこんだ。 たぶん、ゆうゆうの毎月のお小遣いでは足らないのであろう。 いつもなら、ゆうゆうの気持ちを汲んで 少しだけでも負担してやるところだが、 ゆうゆうも12歳、 プレゼントというものは、お金の問題じゃなく 心がこもっているかどうか、という事を学んで欲しかったので ゆうゆうのできる範囲で買えるものを一緒に考えることにした。 「じゃあ、ハンカチなんてどうかな?」 ゆうゆうが思い浮かんだらしく、 これなら値もはらないし、腐りもしないし、 何より郵便局から定形外で送れるし、送料の負担も軽いので 私も賛成した。 しかし、いくらマスコミで「ハンカチ王子」と騒がれているとはいえ、 小学生のゆうゆうまでもが影響を受ける 早稲田実業の斉藤君の威力、恐るべし(苦笑) さっそく近くのスーパーにゆうゆう一人で行き、 それぞれのプレゼントを3つ買ってきて、 お手紙を添えることにしたのであるが、 作文が苦手なゆうゆう、また一騒動である。 最初に、夫の母つまり私の義理の母宛てに書いたのだが 何枚も失敗しながら、 最後に 病院にいくときに使ってください と書かれてあり、母としては少し泣けた 私方の方には、義母の手紙の内容とほとんど一緒であったが 最後の一行に 実母には 買い物に行くときに使ってください 実父には、 囲碁に行くときに使ってください それを見てゆうゆうの母は、号泣した(ホントかよ) 送った翌日、実家の母からお礼の電話があったのだが 電話口で泣いてる様子である。 こんなことくらいで泣いてくれるなんて、申し訳ない気がしたが 私はゆうゆうがどんなハンカチを送ったのか知らなかったので そこのところを聞いてみると、 実家の母には、普通の花柄のハンカチだったそうだが 実家の父に、青いハンカチを送ったらしい(笑) 誠に恐るべし、ハンカチ王子の斉藤君! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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